月刊 生活 2024年5月

なな
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≪5月1日≫作業用デスクが欲しい

リモートワークと縁の無い生活をしているため、必要に迫られず自室にデスクがない。すでに持っているローテーブルで全てを済ませていたが、近年作業用デスクが欲しい欲が高まり新年度の節目に購入。連休に挟まれた平日に届き、夜な夜な組み立てた。もう慣れたものです。L字型で収納付きなのがお気に入り。やっぱり食事とそれ以外の作業のスペースが分かれてるの双方の効率が良くなって快適。有孔ボードを取り付けたりスタンドを置いたり、ひと月かけてカスタムして今(6月上旬)はかなり完成形に近づいた。配線のセンスが終わっていて机下の見栄えが悪いので何とかするのが今後の課題。

≪5月6日≫THE CONDER HOUSE アフタヌーンティー

連休っぽいレジャーがしたい企画第2弾。ネットで知った地元の良さげなアフタヌーンティーに行ってきた。ちょっと特別な日に食事に行く感じの立派な店構えに、一人でアフヌンしに来たのが場違いに思え盛大に恐縮した。でも店員さんが皆本当に親切で、お茶のおかわりのタイミングも常に気を配ってもらえた。よくわからずに来た一人客にも肩身の狭い思いをさせない、プロの仕事や…。中華料理のお店らしく中国茶の種類が豊富でどれも美味しかった。オリジナルブレンドでお店の名前を冠するコンダーティーが初めて飲む味で2回おかわりした。茶葉買って帰れば良かった…。料理も見た目の美しさと味が両立する素晴らしいクオリティだった。スペシャリテの台湾カステラが空気みたいにふわふわで優しい甘さで幸せだった。甘さは控えめでコクのある生クリーム、逆にしっかり塩気が効いたバターホイップ、深い味わい(花の味?)の蜂蜜のトッピング三銃士も最高だった。どれも小皿に気前よく盛られていたので、カステラひと口ひと口贅沢に使った~~!GW最終日優雅なひとときだった。

≪5月10日≫劇団四季 キャッツ

4月に観劇して、どうしてももう一度観たくなりチケット追加。今度こそ本当の見納めです。今回は2階席。上から見ると舞台が円形(半円状にせり出してる)のがよく分かる。このセットの造り込み本当にすごい。大千秋楽を終えた今はもう無いんだなあ。

推しキャッツはマジック猫のミストフェリーズです。行方不明のキャッツを出現させるマジックをやった後、成功したか心配で(?)しばらく振り向かず布を抱えたまま固まっているところがかわちい。大成功だよ!

≪5月18日~19日≫大阪遠征

5月唯一の県外遠征。1日目は展示その他、2日目に観劇。なるべく長くホテルステイも楽しむというコンセプトです。

・ブルーピリオド展

東京の会期中にはスケジュールが合わず断念したブルーピリオド展が大阪に。嬉しすぎる。たくさんのカラー原画に加え、作中に出てきた絵画の再現、実在する美術作品を用いて作品の見方や美術史を学べるコーナーもあり、ブルーピリオドらしい展示で面白かった。

展示内容は原作受験編のエピソード扱っているので、出てくる作品やキャラクターは高校と予備校の面々が主だけど、1次試験の再現コーナーにはのちの大学編で出会っていく未来の同級生たちの自画像もあり激アツ。どれも作風の解釈一致です。

・正和堂書店 鶴見店

ホテルにチェックインする前にオリジナルブックカバーで有名な書店に行く。遠征中に文庫本4冊の荷物を増やすという暴挙に出る。電子書籍だとポイント還元率がいい中から買いがちだったり、購入履歴からのサジェストに頼りがちになる。久々に書店に行くと様々な本が目に入り、普段ネットで電子書籍を買う要領とは違う基準で本を選べて楽しかった。まだまだブックカバーの種類はたくさんあるので、次に大阪を訪れた際にも立ち寄りたい。

・OMO7 大阪

全国にあるOMOホテル、京都で宿泊した時とても良かったので大阪でも利用。和風のピンクと緑がかわいいツインルーム。窓際のベンチソファが広々なのと、畳敷きなのが特に好きだった。サービスが充実しているのでなるべく全部受けようと(貧乏性)早々に16時ごろチェックイン。ここから翌朝までの行動が適度に詳しく書かれた滞在記が唐突に始まるよ!

17時まずは大浴場へ。有料(1,000円で何回でも入れる)である程度利用者を絞っているのと、早い時間帯だったため空いていて快適だった。入浴券をラウンジで提示すると551のアイスキャンデーが貰える。初めて食べた!思ったより大きい!

18時夕食を調達しに一旦外に出る。動物園前~新世界エリアの賑わいにビビりながら串カツをテイクアウト。薄い衣がサクサクで美味しかった。ソースこんなにいる?と思ったけど、意外と全体にしっかりかけて良いくらいの味になった。そういえばお店では容器に入ったソースに沈めるもんね…。大阪串カツといえばの紅しょうがの串カツも入っていた。なんだかんだ海老が一番好き。

しばらく部屋でのんびりして19時半くらいにフロント階へ降りる。ホテルの前が芝生の広場(もはやグラウンド)になっていて、夜になると色々楽しい催しがあるみたい。今の季節はたこ焼きと冷やし飴レモンティーの屋台が出ていて、無料で振舞われていた。たこ焼き、だしの味がしっかりしていて醤油やソース無しでも美味しかった。

楽天トラベルからの申し込み特典でドリンク引換券をもらっていたので、フロント階のラウンジで引き換える。写真ないけどラウンジは外が見えるカウンター席から大人数用のテーブル、一人用の大き目ソファまで座る場所がたくさんあって過ごしやすい。飲み物も貰えていい感じのソファに座れたのでしばらく読書でもしようかな…今日買った本も持ってきたし…と思ったはずが、旧ツイッター連載漫画100日後に輝く地雷系を読みふける。ちょうど完結した日だったもので…1話から読み返したくなって。通しで読んでしっかりしょんぼりしたところでラウンジに満足して部屋に戻る。

部屋に戻ってからはTHE SECONDを見ながらゴロゴロ。「今が全盛期」って良いキャッチコピーだなあ。アマゲンも今が全盛期…(翌日の素振りをしだす)。優勝を見届けて就寝。

6時半起床。久しぶりの朝食ビュッフェが楽しみで目覚めが良い。朝食ビュッフェの極意は朝一スタートの時間に行くことです。ホテルの朝食会場なんてものはね、あとの時間になればなるほど混むのでね…。サラダの野菜の種類が多くて嬉しかった!カウンターで出してもらえる海鮮丼とだしを味わう茶碗蒸しもしっかり貰った。先ほど生野菜の種類に喜んだけど、和のお惣菜やパンの種類も豊富で取り切れないくらいあった。

食後にまた大浴場へ行く。朝食会場が混みだすのと入れ代わりで行ったので空いていた。この滞在記を書いていて気付いたけど、私はとにかく1人行動の時混んでる場所にいきたくないらしい笑 夕食の買い出しで人ごみにダメージを受けているし、ホテル内での行動は行き先が空いてるかどうかしか考えてない笑 話戻して、大浴場では朝なのでぬるめの浴槽にゆっくり浸かってリラックスした。部屋に戻って荷物をまとめたり二度寝したりしつつ10時チェックアウト。いいホテル滞在だった…。

・舞台 あいつが上手で下手が僕で 決戦前夜篇

遠征2日目のメインイベントはカミシモ。いまやコンビ仲は一番安定感があるのに、特殊すぎる設定持ち(主に天野が)のためにコンビ存続が常に心配されている(主に私に)アマゲン。今作でついにその局面と向き合うことに。アマゲンはもちろん、それぞれのコンビ、そして個人ひとりひとりの相方や漫才への想いが決戦前夜の長い長い夜として丁寧に描かれていて良かった。ラストはほんと~~~によかった~~~ってなった。ドラマ1期からさりげなく気になってたガソリンスタンドのコントをここで観られて嬉しかった。

マチソワ間で入ったパン屋さんのケーキが本格的で美味しかった。

≪配信≫

・ビジネスライクプレイ3

ニコ生で初日公演を中継という謎の太っ腹システムにより視聴。新キャラの電信の皆さんが見事にプレステナイズドされた変なエリート集団で爆笑した。特に赤城さんが好きだ。それにしても赤城さんといい、2で色々あった如月くんといい、土田万平は電信社員にクソデカ感情持たせがち。罪な男…。

・舞台ドラえもん

「陳内さんのこと、ドラえもんから尊敬してます!」と言っている後輩を過去に2人くらい観測しており、ドラえもんの一体何が君たちをそんな…とずっと気になっていた。スネ夫、舞台版ならではの時々漫才調のセリフ回しが軽快で良かったし、国民的アニメの主要キャラクターをやり切るという気概が素晴らしかった。今なら後輩たちの気持ちわかる…。

・刀ステ

5月は悲伝、慈伝、維伝を履修。悲伝・慈伝は節目の公演だけあって刀ステの方向性を示すような内容で、刀ステにある独特な概念みたいなものを勉強できた気がした。維伝は龍馬役がキャラメルボックスの岡田さんで爆アガリした。あと、兼さんにピストルを撃たせる展開が個人的にはとてもエモかったです。

≪本≫

・うつくしが丘の不幸の家

5編の短編でありながら、ある一つの家を舞台に年代が遡っていくという短編同士の繋がり方が面白かった。

・汝、星のごとく

「わたしの美しい庭」「流浪の月」に続き私にとって3冊目の凪良ゆう作品。今作が読後いちばん引きずった…。引きずった理由はめちゃくちゃネタバレだから書けないけど、読後何日もずっと考えてしまうくらい登場人物たちの物語の中での生きざまが本当に生々しくて尊い。続編があるとのことなので絶対読む。

・逆ソクラテス

だいたい小学生時代を懐古する形で語られる物語の短編集。話によって繋がってたりなかったり。読みやすい。受験を経るとコミュニティって良くも悪くも均質化すると思っていて、その意味で同じ地域に住んでいるというくくりだけで集団生活していた小学生時代(私個人でいえば中学生時代も)の人間関係ってあの時にしか手に入らないものだったのかもなあと懐かしく思い出すなどした。


6月からの繁忙期前の穏やかな時間をかみしめる5月だった。忙しくなっても読書の習慣は続けていけたらいいなあ。

@nana_shi
好きな人にとって善良、その他の人にとって無害であろうと日々努めるが、基本的に人の心がない