月刊 生活 2024年4月

なな
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新連載(?)始めました。

普段観劇など行っても旧ツイッターに書き留め忘れることも時々あり…。新しい試みとしてひと月単位でまとめてみることにした。観劇・展示・映画・読書・買い物その他余暇における生活の様子なんでも色々が綴られていく予定です。日付順です。ジャンル別の方が見やすいかなと思ったら変わるかも。(連載そんなに続くのか?)


≪4月7日≫シネマ歌舞伎 刀剣乱舞 月刀剣縁桐

GWに京都のとうかぶ衣裳展へ行くことにしたので、昨年観劇したとうかぶのストーリー等を思い出しがてらシネマ歌舞伎へ。シネマ歌舞伎初めて観た!映像本当に綺麗だし見せ場のカメラワーク格好良くて、現地とはまた違う良さがあった。歌舞伎って普通の演劇と比べると表情で感情を表すことが少ない(その分音楽や仕草で感情が表現されている)と思ってたけど、最後の三日月と義輝の場面の義輝の表情が良すぎ…と感動した。映画館でアップで観たから気づけた。音楽もすごく良い。テーマ曲と、各キャラの近侍曲歌舞伎アレンジが好き。

≪4月13日≫舞台 リア王

テレビで見る人たちがたくさん出てきて豪華だった(こなみかん)リア王ってこんな感じの舞台になるのかな~と予想していったのを裏切る斬新な演出にびっくりした。シェイクスピア作品はよく上演されているのでもっと色々観てみたい。

≪4月16日≫劇団四季 キャッツ

名古屋でロングラン公演していたキャッツがもうすぐ千秋楽を迎えるので滑り込み。老舗の看板舞台は良いに決まっている。曲が始まる度に感動で震えた。そして気づいたらチケットを追加していた。滑り込みって言ってなかった…?オタクは2度滑り込む。私が観劇してきた四季史上いちばん劇場内の装飾がすごかった。平日仕事終わりに行ったけどがっつり非日常に浸れて幸せだった。

≪4月21日≫エーステ 冬単

いつものエーステ楽しい!最高!に加えて、植ちゃん卒業公演で地元公演でというセンチメンタル要素が入ってひたすら気持ちが溢れ出す3時間だった。でも不思議と泣かなくて、私とエーステを出会わせてくれてありがとうねぇ…という晴れ晴れとした感謝しかなかった。本編も密くんが過去をちゃんと胸に抱いて未来へ進んでいく物語だものね。そりゃ感謝しかないのよ。劇中劇リスキーゲームは神。

新キャスの紬、真面目で優しくてそしてGOD座の入団試験にはちゃんと落ちそうな紬だった。技術面がどうというより、そもそもGOD座の方針そのものと決定的にソリが合わなくてやっていけなさそうな雰囲気があって良い。リスキーゲームのドミニクの時の歌い方だけ盛大にオギャッてて可愛すぎた。冬をこれからも盛りたてる大型新キャスが来たと確信した。

≪4月26日≫ちいかわラーメン豚

作中にも出てくる郎的なあれが現実になった。3月半ばのオープンから抽選に応募し続けてやっと入店の権利を得た。太麺とたっぷりのもやし&キャベツ、分厚いチャーシューに濃い味付けでちゃんと某郎だった。コラボ系の食べ物の中ではかなり美味しい気がする。郎なので4人掛けテーブルなどはなく一人一人丼と向き合うスタイル。小さい子がいる家族連れも容赦なく横並び。ちいかわもこうやって一生懸命食べたのかな…と思いをはせながら完食した。

≪4月27日≫日帰り関西展示巡りGW

GWはホテル代の高騰がやばすぎて旅行は諦めたものの、連休っぽいレジャーはしたい!ということで第1弾連休前半に日帰り関西。第2弾レジャーは5月に入ってからの後半の連休で(次号予告)。今回は神戸・京都でそれぞれ開催中の行きたかった展示をまとめて回ってきた。名古屋からの行き帰りは高速バス、神戸~京都間の移動は在来線です。1日ほぼ移動になるけど、気兼ねなくそういった旅程を組めるのも一人旅の良いところかもしれない。

・横尾忠則 ワーイ!★Y字路

展示一つ目は神戸の横尾忠則現代美術館でY字路シリーズの企画展示。この展示のことをネットで初めて知った時から、絵のY字路の構図がなんとも素敵で惹きつけられた。最初は写実的な描写・色彩が、モチーフのコラージュが入ってくるようになったり色彩も鮮やかになったり、年代順に追って鑑賞することでどんどん変化していく様子を感じられて面白かった。絵を近くで見ると全く違う色が隣り合っているのに、引きで見ると全体が調和しているのも綺麗だったな。ミュージアムカフェでは横尾忠則デザイン食器でランチが食べられた。食器、よくみたらとんでもない数の頭蓋骨がおる。イカス。

・京都南座 新作歌舞伎 刀剣乱舞月刀剣縁桐 衣裳展

展示二つ目は京都に移動してとうかぶ衣裳展へ。月初めのシネマ歌舞伎の伏線をここで回収。京都南座を貸し切って展示してる。特に劇場ホールステージ上の展示は、南座の由緒ある立派な空間を惜しみなく使って圧巻だった。回り込んで見ることが可能だったので、衣裳の後ろのデザインもよく見ることができて良かった。アプリを落として聴けるゲームの三日月さんの声による解説もきっちり聴いて、展示の全てを楽しみ尽くせて満足。

衣裳展後、帰りのバスまで数時間あったので伏見稲荷に行ったりもした。今年初おみくじの結果は末大吉だった。大吉の中で末席という意味ではなく、色々あっても最終的に(末に)大吉って意味らしい。いいじゃん!

≪配信≫

7月の刀ステに向けて履修を始めた。DMMが月替わりで4作ずつプレミアムに入れば見放題をやってくれてありがたい。4月は虚伝、義伝、外伝、ジョ伝を観た。ミュの方にも共通するけど、歴史人物を演じる年長役者たちの堅牢な存在感が物語を良い感じに押し上げてるよね。

≪本≫

・スイッチ 悪意の実験

ミステリ物であるが、宗教的な思想についてのくだりも多く珍しくて面白かった。旧ツイッターにも書いた、自分を大切に思うことについて考えさせられた…

・嚙みあわない会話と、ある過去について

昔から辻村深月の本が好き。毒親・毒教師の解像度が異様に高いのよ。

・成瀬は天下を取りにいく

本屋大賞(本屋さんがおすすめしたい本)は信頼できる。中高生が主人公の話を大人になって読んで共感できるのか?と昔は思ってたけど、子供のころの悩み・葛藤・気づきって意外と大人になった自分にも通ずるものがある。あの頃感覚的にしか捉えられなかったものたちが、大人になって言語化できるようになってああ同じだったんだなあと思えるの、時を経て成仏した感じがする。成瀬のキャラが良い。島崎も良い。

≪その他≫

今期4月から朝ドラを見始めた。ストーリーが好みに合うみたいでずっと面白く見てる。録画予約して仕事に行って、帰宅したら今日の分の朝ドラが供給されてる♪のモチベで1日過ごせるの、良い。半年間完走出来たらいいな。大河ドラマも見てるのでずっとNHKに囲われてる人になってる。


このように4月はエンタメが目白押しだった。新年度で仕事にもやる気を出しつつ(当社比)、毎日楽しく過ごせて良かった。

@nana_shi
好きな人にとって善良、その他の人にとって無害であろうと日々努めるが、基本的に人の心がない