自分の嫌いなところは挙げたらキリがないけれど、おそらくずっと本が大好きなことは自分の好きなところだ。(自分が)楽しそうなので各シーンでお気に入りだった本を振り返ってみる。
🔖幼稚園の頃 「はなさかうさぎのポッポ」作・絵 はまちゆりこ/ポプラ社
どうしても欲しくて、恥ずかしがり屋で引っ込み思案で自分の主張なんてまるで苦手な3歳か4歳の私がおねだりしたらしい(母親談)。その頃うさぎ、好きだったし、特にポッポはふわっふわっで本当に可愛いんだよね…。実家に帰ったとき、久々にこの本を読んだら懸命に守るポッポの姿が可愛くて愛しくてウルッとした。
🔖小学生前半 「はじめはゲンシジン」 作 令丈ヒロ子・絵 かまたいくよ/理論社
「キュン」を覚えた作品。この本を借りていた市民センターのどこの棚にあったかまで覚えてるほどのハマりよう。今思うに、オラオラ系?というか強引に引っ張っていってくれるハジメのキャラが私のツボだった(今も変わってない)。今売られているのは、イラストが変わってしまった。中古品は高いけれど、いつか手に入れて、1人あの頃を思い出しつつニヤニヤしたいと思う。
🔖小学生後半①「名探偵夢水清志郎事件ノート」シリーズ
小3の頃、「読書タイム」というのがあって、朝の何分か決められた時間はみな読書をすることになっていた。たしか「本を持っていない人はどうぞ」というような趣旨で用意されたボックスだっただろうか、大きめの箱に入った本の中にそれはあった。『そして5人はいなくなる』。たぶん、私の人生における分岐点の1つ。主人公が三姉妹だったから手に取ったんだろうか。今となっては曖昧な記憶だが、読後の「おもしろすぎる!」と感動した気持ちは今でも鮮明に残っているし、面白いミステリーに出会うたびにそのときの興奮も頭の片隅で思い出す。作者のはやみねさんはいったい何人の子どもを本の世界へ招いたのだろうか。感謝の気持ちでいっぱいです。
🔖小学生後半②「都会のトム&ソーヤ」シリーズ
①と同じ、はやみねかおるさんの作品だから手に取ったと思う。「ぼくの家へおいで!」たしか6巻の発売が決まったがまだ手に入っていないときは、楽しみすぎて読んだ夢見たもんなぁ。
🔖小学生後半③「ハリーポッター」シリーズ
小説で泣くという経験をおそらく初めてした本。シリウスのシーンだったと思う。文字から情景が浮かび、登場人物の気持ちに入り込み共感し時には憤りながらページを繰る手は止まらない。小説への没入感でハリーポッターに勝るものはないと思う。
つづく