新卒入社した会社に退社願を出した時、社長から言われた言葉をふと思い出す。
「おさないちゃんにはファシリテーターとして活躍してもらいたかったなあ」
なにを、言っているんだろうか。そんなこと、評価面談でも言っていなかったじゃないか。
入社してからそれまでシステムエンジニアとデザイナーを兼務しており、ばりばりプレイヤーとして奮闘する毎日だったので、とても表に立って打ち合わせや会議を引っ張っていく進行役ができるスキルなど持ち合わせていなかった。
そのときはその期待に応えられず申し訳ないという気持ちとなんともいえない苦笑いしかできなかった(幸い社長はとても優しく、ブラックな会社ではなかったのでそのときの会話も割とぽろっと出た言葉だったと思う)。
当時週1の頻度でクライアントへ出向き、進捗報告や要望を伺って受託開発を進めるといった会議を行なっていたのだが、わたしはその会議に毎週参加していたけれど、正直いてもいなくても……という状況だった。思い返すとお人形だったなあ。
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30歳になって自分よりも若いひとと一緒にお仕事することも増えてきた今、会議に対しての意識が変わってきた。事前の議事録やアジェンダ作成に加え、スムーズに行えるよう細かな手配をしたり、ファシリテーターを行うようになった。メンバーのことを考えながらどういう形でまわしていこうか、なんて考えたり。
あの言葉通りになるには多少の年月がかかってしまったけれど、今ならはっきり言える。わたし、立派に成長しましたよ!今度、おそば食べにいきましょうね!
会議とか打ち合わせとかの言葉をMTGに置き換えようか迷ったけれど、結局そのままでいきました。