わー、ねむい!ねむけを覚まそうと頼んだパンケーキのアイスが溶けてゆくのを眺めながら、この日記をかいています。どうして。体になんらかの刺激が必要と思ったのだけれど、正直なところ、今ほんとうにこれが食べたいのかはわからない。三段重ねのパンケーキって、どう食べるのが正解なのかもわからない。一枚ずつと三枚まとめて、あなたはどっち派?今日はあと2時間半ほどお金のための労働が残っているのだけれど、平たく焼いた小麦粉の食べ方いがいは考えたくない。そんな眠み。予報では大雨だった空はなんとなく曇っていて、窓の外はくすみ色で古びた写真みたいだ。窓枠に切り取られた景色は、きっと写真に取られることはないだろう中途半端な緑のしげみがある。いいねえ。なにかと何かの途中みたいな、このつかみどころのない時間。こういう瞬間って、決まってねむい午後に訪れる気がするなあ。途中の時間のなかでアイスもゆっくりと溶けていき、固体と液体が混じりあう物体になる。食べる瞬間のパンケーキって、パンケーキとわたしのどちらなんだろう。なにもかもが、あちらとこちらの途中だね。いただきます、と、おやすみなさい。