思い出が滅びるまでは

イントロクイズをしていたら、電車を乗り過ごした。略さず説明すると、YouTubeMusicのプレイリストにわたしがすきな歌をすべて詰め込んでいる「すべて」というリストがあって、それをランダム再生しながらできるだけ早く曲のタイトルを当てるというあそびに熱中していたら、顔を上げたときにはホームから電車が出ていくところだった。まあそれはいい、世界が滅ぶまでは次の電車がまた来るから。言いたいのはそれじゃなくて、セルフイントロクイズがめちゃくちゃ楽しい！ってこと！！生まれてこのかたNo Music,No My Lifeという感じの日々を過ごしてきたので好きな歌数も多いから、昔きいてたものから知ったばかりのものまでちょうどいい難易度なのだ。ちなみに今はTRPG「銀剣のステラナイツ」の公式テーマソングが流れている。これは割と最近知ったやつで、コーラスから始まるから分かりやすい。たまに小学校の頃にみていたアニメの主題歌なんかが流れると、オープニング映像がパッと頭に思い浮かんで興奮してしまう。サブスク配信サービスってすごいなあ、こんな過去と現在が入り交じる遊びができてしまう。第一話の録画に失敗して音声が入っていない画面を見つめながらリモコンを握りしめてるときの悲しみとか、こんなことでもなければ一生思い出さなかっただろうなあ。そう考えると、わたしの持つ思い出って膨大すぎない？パッと出てこないものも含めて、感情が動いた瞬間を思い出と定義するなら、宇宙にある星くらいの思い出を持ってるんじゃない。なんと、わたしは大思い出持ちだったのだ。そうかあ、大切にしよう、自分を。電車、いつもわたしを大切に運んでくれてありがとう。無数の思い出の袋をのせて、世界が滅びるまで電車は走る。