・退職する職場の有給消化をしながら、日雇いバイトをしている。小さめの派遣会社で毎日同じ倉庫に行っているから、いつも一緒になるひとたちと雑談することが増えてきた。ひとりだけいる社員さんは、初日に道路の金網にモンスターの空き缶を突っ込んで捨てていたけど、話してみると人好きするいいひとだ。長く猫を飼っているらしい。こうして訪ねた場所で周りと親しくなると、ずっとここにいたくなる。でもここで定年まで時給で働くかと言われたら、それはできない。でも、一時的に立ち寄った場所がいいひとたちのいるところでよかった。そういうことが、生活の勇気になる。
・雨に対する感情がはっきりしない。事象としてはすきなんだけど、体験としてはめんどうくさい。外出のときは手間だけど、自室で気配だけをきくのはかなり素敵。気温にもよるね。霧雨は中でもすき寄りだけど、降りだしたときにどのタイミングで傘をさせばいいか掴めなくてしばらくのあいだ濡れるのが常。いつも往年の名作ミュージカルが頭をよぎるも、視界のよくない中であんなに楽しく踊るのはできない人生だなぁとおもって、さした傘をくるくる回すに留めています。
・先月の半ばから気まぐれで書き始めた日記(ここにあるのじゃなくて、人に見せない覚書)を、なんだかんだ一ヶ月くらい続けている。わたしは過去を振り返る習慣があまりないので、断片的な場面だけは頭にひっかかっていても、時系列を思い出せないことがほとんどだ。それでも別に構わないのだけど、人生っていろんなことをしたほうが愉快だから、記録を書き付けて点と点を線にして記憶するのも面白かろうとおもったのだ。内容は、やったことや感じたこと。考えたことや思考はあんまり書かないようにしている。あとしばらく続くようなら、日記帳を用意しようかしら。