贈り物の余生。

なんと新型コロナウイルスに感染していたのでびっくりした。おかげさまで、インフルエンザに一度も罹ったことがないという実績は守られた。みんなーーインフルエンザになったことがない人も新型コロナウイルスには罹るよーー気をつけてねーー。というわけで療養している。解熱剤で発熱はましになったんだけど、なんだか怠いし喉が痛い。ゼリーって偉大だなあ。ところで、職場の先輩から「送りたいものがあるから住所を教えて」と言われて返信したんだけど、食べ物とか送られてきたらどうしよう。わたしは大層な偏食なので、食べられないものが多いのだ。何を送りたいのか訊けばいいのだけれど、なんだかそこを突っ込んで「送るから」「いや、いいですよ」「いやいや…」みたいなやり取りが始まったら面倒だからスルーしてしまった。体力がないとなにをするのにも、よっこらしょというワンバウンドが必要になる。今だったらゼリー以外のものを食べるのにもひとつ気合いを入れなきゃならない。どうか、先輩の送りたいものが段ボールいっぱいのゼリーでありますように。好みを知らない人へ何かをあげるって難しいよね。わたしが偏食のみならず、あらゆる物に関して偏物だから特にそう感じるのかも。これはエゴの押し付けであるがそれでもわたしはやってやるぞ！という強い気持ちでないのなら、あんまりやらない方がいい気がする。わたしは興味が無いからという理由で、友人にもらった花やぬいぐるみを別れて即ゴミ箱に突っ込んでもまったく良心の呵責を覚えない人間。というか贈り物って、あげる↔️もらう(よろこぶ)、でほとんど完結していて、それ以降の贈り物だった物体はおまけとか余生みたいなものじゃない？と思っているのかもしれない。これは、よくない人間の行いだろうか。いいわるいはともかく、１００％わたしっぽい行いだなぁ、と自分では思うよ。こういう人間だって疫病に感染するし、こういう人間じゃなくたって感染するし、ウイルスは平等だねえ。後遺症なく治るように、どうか祈っててね。