まっしろしろ

長い文章を書く体力がなくって、ここへの記録がひさしぶりになった。でもまあいい、ここは静かなインターネットだから。私的な「静かな場所」のイメージは、霧がかっていてあたりが見通せない湖だ。音もこもってよく聞こえないし、自分の呟きも耳に届かず靄に溶けてゆく。こちらから何もわからない、ということは、あちら(というものがあるとすればだけど)からも何もわからないということ。その場所ではどこかに誰がいてもいなくても関係ないから、孤独という概念もない。生きている限りひとは寂しさを叫ばずにいられないから、ほんとうの静かは孤独のない場所にしかないのだ。夢でみた懐かしさのような、たどり着けない湖のはなし。