目が覚めたらカーテンのあいだからあざやかな橙色の朝日がもれていて、となりに寝ていたほげたんを起こしてしばらく見惚れてしまった。すごいねえ、ほげー、とひとしきり言い合ってから時計をみると、ちょっとだけ寝坊。急いでロフトベッドから降りて、今度はブライトライトを浴びながら朝ごはん。ブライトライトは冬季鬱の治療に使われる照明機器で、こっちは真っ白。どちらの光も、わたしには大事。さいきん心が弱っていて、わたしの心は明るいものに救われがちなのだ。ああ、日記をかきながらどきどきしてきた。今日はましな日になりますように。こわいことが起こりませんように。世界ではこの瞬間も小さく大きく、あらゆることが起こり続けてるのは知ってるけど。わたしがそれらに対してプラスの働きかけをできるくらいの元気のある状態が保たれますように。弱いままでもできることはあるはずで、それをみつけたい。落ち込んだ心にもカーテンみたいに隙間はあって、明るいものを見つけることできるはずだと信じている。じゃあ、いってきます。