
スクラムフェス金沢でカメラスタッフとして参加させていただきました。
まずはじめに、スクラムフェス金沢、最高でした。なにがどう、と言いにくいのですが過去に参加してきたスクフェスのなかでも「地元感」があったというか、わたし自身がなんどか金沢に訪れていたからなのか、少し異質な「一体感」のようなものを感じました。キーノートのふぁらおさんとじんぐるさんのお二方のお話を聞けたのもあり運営としてそのあたりを意識していたのかな、とも感じました。あとリコーさんからいらしてたお二人にGR IV Monochromeへの偏執的な愛情とGR Worldアプリ開発チームへの感謝をお伝えできました。

さて、タイトル回収に入りますが、これまでに何度かスクラム系カンファレンスで撮影してきましたが、今回はこれまでの経験の集大成として「量」と「質」に加えて「速さ」をテーマとして撮影しました。量は単純にシャッターを押した回数で一番かんたんな部分です。質は数を撮ることで歩留まりさえ気にしなければいずれ必要十分な画を撮ることはできます。最も難しいのが量と質を確保したうえで、撮影してから参加者に届くまでのタイムラグをいかに削るか、いかに早く届けるかになってきます。
即日共有の強み
最初に即日共有をやりはじめたのは恐らく2025年のスクラムフェス三河でした。「写真置き場」チャンネルを作り愛用していたCanon EOS R10ちゃんで撮影した写真を撮って出しでとにかくチャンネルに流し続けました。もともとは現像に時間をかけるのが面倒かつCanonの撮って出しの色味が好きだったので「すぐにさっと共有したい」というきもちではじめました。ところかこれが思いのほか好評で、登壇者さんたちがすぐに自分の登壇の様子を社内のチャットツールに報告したり、会場の別エリアの雰囲気を楽しめたり、オンラインの人たちも現地の様子を味わえたりと、いろいろといいことがありました。
それ以来RSGT 2026やWomen in Agile 2026でも同じスタイルでやっていました。ありがたいことにRSGTには歴戦のフォトグラファーであるタークさんとリョウさんがいらしたので私はスチルだけでなく動画もたくさん撮ってモンタージュを作るという新しいことも試せました。
https://x.com/i/status/2009585426793926811
さらに早く届けたい
精神面の不調でしばらくスクラムフェスへの参加を控えていたのですが、金沢の開催前に復調することができこの度ありがたいことにカメラスタッフとして参加させていただきました。先にしるした通り、「量」と「質」はフォトグラファーとしての腕はもちろんありますが「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」な部分も大きく私のような素人でもそこそこなヒットを打てていました。参考までにはじめて撮影に行った2025の大阪は通算10000枚弱撮りましたが、今回は計1300枚くらいでした。
慣れももちろんありますが、今回は機材を完全に特化させてLUMIX G9 PROというカメラにLUMIX G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6II POWER O.I.S.というレンズをつけたセットと、Leitzphone powered by Xiaomiという2台体制(+個人的な作品撮りのためのGR IV Monochrome)で挑みました。全部を含めて重さが1.6kgくらいの超軽量な機動性重視のラインナップです。

なおこの写真はサブ機のiPhone 16でLeica Luxというアプリで撮りました、iPhoneでライカっぽい写真が撮れる無音カメラアプリというよくばりなアプリです(有料ですが…)。
G9はプロフェッショナルに使うこともできるいわゆるフラッグシップ機の旧モデルで、これにF4.0-5.6という換算200-600mmとしては破格の明るさのレンズをつけたことでR10の換算160-640mmでF5.6-8と比較して登壇者のポートレートの歩留まりを大幅に改善できました。シャッタースピードを2倍にできるうえに、IBIS搭載でデュアルISが利いていたのも大きいです。



たしまさんの登壇写真をみた小泉さんに「うちのロゴを入れてくれたんですね!さすが!」と言われてその後は登壇者の所属企業のスポンサーロゴが写るようになるべく撮ってみました。フィードバックをもらって即、次のアクションでトライする、これぞスクラムと一人で勝手にもりあがってました。なにげにこういうところの学びとそれをどう日々の仕事に持ち帰るのかを考えるのがスクラムフェスの醍醐味だと思ってたりします。
Leitzphoneはメインカメラに1インチセンサーを積んだ「コンデジにスマホ機能をつけた」ようなスマホで、ライカのソフトウェア味付けのおかげでかんたんに「それっぽい」写真を量産できます。スマホの画面で見る限りでは一眼ミラーレスでちょっと絞って撮りましたと言われても違和感がないんじゃないかと思います。それでいてスマホなのですぐに共有できるという強みがありますし、それに加えて「G9で撮影しながら撮れた写真をリアルタイムにアプリで取り込める」という「高速共有のために作られた究極のガジェット」でした(と言いつつこれがあとになって課題になるのですが…)。こうしてG9で登壇者を、Leitzphoneでギャザリングを、そして写真をLeitzphoneに集約してとにかくテンポよくDiscordに投稿していきました。結果的に全体を1時間毎のタイムボックスで区切ったときにその1時間の間に撮れた写真を共有するところまでこなせました。集合写真もメインセンサーの1億画素で納めてトリミングだけして撮った3分後には投稿という圧倒的な速さで共有できました。



ふりかえり
よかったこと
今回めざした水準の「量」「質」「速度」は達成できた
1日目のカメラ接続問題を夜に解決して2日目に活かせた
わかったこと
LUMIX Syncをフローティングにできないのでバックグラウンド受信ができず、G9から転送中はLeitzphoneでの撮影が制限されたうえに、電池の消費が恐ろしかった
Discordに厳選してアップした写真をもう一度選びなおしてストレージにアップする二度手間が面倒
次やってみること
G9からの受信はiPhoneに流してそちらから共有する
Discord投稿を検知してDriveにあげるbotなどなにかしら二度手間を防ぐ方法を考える
最後に金沢の街を写した作品系の写真たちを。お疲れ様でした&ありがとうございました!


