その一言で、
すべての指針を決めてしまうコピーが本当にすきだ。
尾形真理子さんの
「試着室で思い出したらそれは恋だ」
糸井さんの
「想像力と数百円」
「僕の君は世界一。」
「おとなもこどもも、おねえさんも。」
中畑貴志さんの
「好きだから、あげる。」
「ココロも、満タンに」
谷山雅計さんの
「ガスパッチョ」
「Yonda?」
大貫卓也さんの
「hungry?」
前田知巳さんの
「目指してる未来が違う」
秋山晶さんの
「丸くなるな、星になれ。」
杉山恒太郎さんの
「ピッカピカの一年生」
岩崎俊一さんの
「年賀状は、贈り物だと思う。」
国井美果さんの
「一瞬も一生も美しく」
尊敬するデザイナーよりも
尊敬するコピーライターの方が多く思いつくくらいには
コピーにどっぷり浸かっていた時期があった。
宣伝会議のコピーライター講座(しかも基礎と上級)に通って、
毎回変わる日本のトップで活躍するコピーライター講師の面々に
尊敬と憧れのまなざしでいっぱいだった。
新しい捉え方で、
新しい価値を生む。
その面白さに取り憑かれた。
講座には、企画力、発想力の基盤を作るために通っていたので、
今でもデザインのアイデアの根本の考え方として活きている。
(当時新卒1年目で普通に仕事だけしててもダメだなとすぐに思って、とにかく発想力を鍛えたかった)
コピーの作り方の原則は、
1、何をいうか
2、どういうか
の2つ。
今もこの指針に沿ってアイデアを考えている。
自分がアイデアを柔軟に広く考えることができるのは、
紛れもなくこのコピーライティングの学んだからだと思う。
ここ最近ブランディングの勉強をしていて、
コピーライターによるブランドコンセプトの重要さと凄さを目の当たりにして、またこの気持ちを思い出した。
デザイナーとしての最初の勉強に、
コピーライターを選んだ自分は天才だ。