最近Instagramのオススメに「50代女一人暮らし」みたいな投稿をたまに見かける。
そこで流れる生活は、贅沢三昧な自慢したくなるようなことではなく、質素で最低限の物に囲まれながらも自分らしく楽しんでいる姿を紹介している。
YouTubeでもそういう特別ではないごく普通の暮らしぶりを紹介しているものがあり人気があると聞く。
私が子供の頃、女性の一般的な幸せな形といえば、
恋愛結婚して子供ができ(だいたい2人)主婦もしくはパート勤めで夫を支える。そしてそのうち子が育ち、孫ができ60歳にはのんびり隠居暮らし
といういうものだった(と思う)。
しかし今は、結婚せず(もしくは離婚して)一生独身を貫く人も少なくない。私もパートナーと暮らしてはいるが、子供がいる訳ではなく同性婚が認めらていないので社会的には独身であり先に書いた幸せのイメージからはだいぶ離れている。
そもそも「幸せ」とは何か?人が羨ましいと思う事が幸せなのか?自分が幸せだと思えればそれはもう幸せでしかないのでは??
だんだん取り止めがなくなってきたのでこの辺りで止めておくがとにかく、有名人以外で赤の他人の女一人暮らしという日常を覗き見する機会というのは今までほぼ無く、インターネットが普及した事でこの「自分一人でもなんとか楽しくやってます!」みたいな動画を見る事ができ、私だけじゃないんだなと安心する人が少なからずいるのだなとインスタ動画を見ながらうっすら思ったのだった。
私は25年付き合っている同性のパートナーと一緒に暮らしており子供はどちらもいない。現在の日本の状況では同性婚が認められるのは生きてるうちにあるかな?(現在51歳)という感じだし、基本的に私はカミングアウトしていないので、いつの日か独り身になるかもしれないという不安をいつも持っている。
今思い返すと私にとってのインターネットは、同じ境遇の人と繋がるためのツールだった。初めてiMacを衝動買いしてから24年、今もネット繋がった友人や流れてくる情報に色々と助けられている。
このアカウントについて今後どうしようかと考えあぐねていたけれど、誰かの足しに少しでもなるのであれば、セクシャルティに関わる日々を綴って行こうと思う。