不快な思いをされたとすれば申し訳ない

napoko
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よく政治家が「不快な思いをされたとすれば、心からお詫び申し上げます」と謝罪する。

「すれば」がつく事でこの人謝る気さらさら無いんだろうな、最低だなとすこし軽蔑する目で見ていた。

そんなある日、SNSで自分の中では何も他意は無く行った行動が相手を不快にさせてしまった。その人は、別に私の事に対して直接言及した訳では無いが、その方にとっての「嫌な行為」を私は数日前にしていたのだ。

私はもともと自分の事を良い人と思っている節があるので、まさか自分が人を傷つけるなんてと驚き、そして落込み更にはその人への怒りも湧いた。そんなつもり無いのになんでこんな事書くの?みたいな。

逆恨みとはこういう事なのか?と少し怖くなり、またもし相手に謝罪するとなると「不快な思いをされたとすれば申し訳ありません」と口には出さなかったが心の中でつぶやいてしまった。

私は、今まで軽蔑の眼差しで見ていた政治家と同じだった。

思いもよらない所で人は人を簡単に傷つけてしまい、それに気がついても相手が傷つく意味が分からないと感じる事がある。

私はその人ではないし理解出来ない事は当然ある。ただ、自分は悪くないと思っていても相手が自分の言動で傷ついたのであれば深く反省し相手の嫌がる事は二度としない、そうやって改善していくしか無いのだろう。

なんだか子供に諭しているみたいになってきたが、人とのコミュニケーションをとる上で基本的な事である。政治家もそうあって欲しいものだ。

おわり。

@napoko
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