カーネギーとか朔太郎とか

 年末からカーネギーの本を読んでいる。歴史に名を残す人は「人の対応(扱い)が上手い」と思った。幾つものページに付箋を貼った。読んでいるうちに眠っていた。

 最近、読書の際にはカバーをとった状態で読んでいる。この本は布っぽいザラザラ感があって、触り心地が良い。緑色の背と真ん中にあるタイトルが可愛い。

 昼、茶漬けを食べながら、寺島尚正さんの朗読で萩原朔太郎の『僕の孤独癖について』を聴いた。

 萩原朔太郎の幼少期の環境と私の幼少期の環境は異なるが、共感する部分もあった。

 朔太郎の孤独癖が寛解していった後の文が悲しかった。

「だがその代りに、詩は年齢と共に拙くなつて来た。つまり僕は、次第に世俗の平凡人に変化しつつあるのである。これは僕にとつて、嘆くべきことか祝福すべきことか解らない。」

出典:萩原朔太郎「僕の孤独癖について」 青空文庫 https://www.aozora.gr.jp/cards/000067/files/1792_18418.html

 夕方、ケーキを食べた。ショートケーキの色合いってどうしてこんなに良いのだろう。白と赤の組み合わせって良いなと思った。