「多趣味」という趣味

nash
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私はもともと自身の多趣味さが嫌いでした。なぜならば一つの趣味に多くの時間を割くことがなく、いずれの趣味も専門的な能力としては物足りない、中途半端な能力になってしまうことが多かったからです。

しかし、今ではその多趣味さを受け入れて人生を全力疾走しています。多趣味であるからこその利点がいくつかあるからです。

一つ目の利点は、他人とのコミュニケーションにおける話題に困らないことです。ある程度知識が必要な質問や返答が可能になります。例えば、車好きに「好きな車は?」と質問し、「○○だよー」と返されたら、「ああそれ○○(メーカー名)の?俺もそのメーカー特に気に入ってるんだよね。そのメーカーだと□□が好きなんよ。乗ってみたいなあ」と返答することが可能です。知っている物事についての会話は楽しいですし、相手のプロファイリングもしやすいので大きな利点だといえます。

二つ目の利点は、それなりに生活に役立つという点です。一例として、服には基本的に洗濯表示が記載されており、これを見ただけで正しい服の取り扱い方がわかります。また、服の素材と取り扱い方法には相関関係があり、素材もある程度手触りで予測がつくので、服の生地を触っただけで取り扱い方法が割とわかったりします。ファッション好きな人は一度は通っている道かもしれません。

三つ目の利点は、短期的に極端な集中力を発揮できることです。これは私が多趣味な人に多い特徴である「熱しやすい」性格であることに起因します。三か月でロシア語を習得している小学6年生をどこかで見掛けた気がしますが、彼女は恐らく集中的にロシア語を学んだのだと思われます。このようなこともあって、多趣味な私は結構「集中的に学べば大体なんでも乗り越えられる」と思っています。テストとかも一夜で乗り越えちゃうタイプです。多趣味な人の意見も待っています。

多趣味だと、世界が広がって見える気がします。趣味によって関わる人も変わり、受け入れる力や客観的に物事を視る力が付くからだと考えられます。

話が逸れますが、この知恵を共有するために日常系の小説でも書こうかなと思っています。

タイトル回収、忘れていました......。私はこの多趣味さも私特有の「性格」であり、一つの「趣味」だと捉えています。

「多趣味」という趣味を、全力で。