開発は何のためにするのか、という根本的な質問に対しては「ユーザーに使ってもらいたいから」が妥当な答えでしょう。
しかし、これを理解せず開発をしてしまっている人は少なからずいます。
その開発者たちから生まれてしまうのがデザインの悪いプロダクトであり、ユーザー体験を損なってしまうのです。
一部の開発者は、実装・テストを自分の責務だと考えているかもしれません。しかし、良いプロダクトを作るためにはユーザー側の目線に立って慎重に設計を行う必要があります。いくら腕の良い技術者でも、設計が上手くいっていなければ良いプロダクトを生み出さことはできません。
当たり前に感じるかもしれませんが、事実、多くの技術者がこの問題に直面しています。
これを改善する手段としては、「第三者からフィードバックを得られる環境で一度個人開発をしてみること」が挙げられます。
開発者として開発していたときには考えもしなかった問題が浮かび上がってくるでしょう。
もう一つは、「普段から自分の使う道具やソフトを評価すること」です。自分が使っているものはすでにリリースされているものなので信頼できます。自分が作るとするとどうなるかなどを想像しながら評価すると良いでしょう。