フライング感想3月号

森津あかね
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前に積読のフライング感想を書いている方を見かけていいな〜!と思ったものの、買ったまま満足して本棚にさしたままの本ありすぎ問題に直面していた私です。

一気に書くのがむりなら、ちょっとずつ書けばいいじゃん? 月に何冊かは読みたいな〜とここ一年くらい考えているわけで、じゃあ読みたい本を月に三冊くらい(ざっくり二千円分くらい)選んでフライング感想を書いたら楽しいんじゃない? という感じでフライング感想を書き始めることにした。

『盤上に君はもういない』

将棋、女性二人、失踪(姿を消す、という表現)、愛と執着、という感じのあらすじのキーワードが気になった作品。勢いで買ったから既に手元にある。女性ふたりの話が数年前から気になっていて、あらすじの将棋についてもふんわり知っているので、興味のベン図がいい感じに合ってるなーみたいな直感で手に取った。表紙の水彩画の綺麗な雰囲気と、タイトルのかっこよさが好き。

『炒飯狙撃手』

これ書きながらむずかしいよ〜になり、息抜きにX(Twitter)を見に行ったらおすすめ欄に流れてきて見つけてしまった。炒飯屋に扮するスナイパーが出てくるらしいんだけど、炒飯の極意とスナイパーの極意の語り口が同じらしくて、そこの部分が気になる。でも、帯のところにスリラーと書かれていて尻込みもしている。グロいのとホラーがだめな人間でもスリラーって読めるかな……できるなら立ち読みしてから買いたい。3/20頃発売とのこと。

『奈良監獄から脱獄せよ』

これは今年一月の文フリ京都で買って、そのまま置いているやつ。これも帯の「冤罪をかけられた教師と設計士がバディになって奈良監獄から脱獄する!」というバディもの成分に惹かれた。女性同士でも男性同士でも、カップルじゃない二人組を求めている気がする。文フリで作者さんのブースをたまたま見つけて「ください」って言ったらサインを頂いてしまった。そんな本を寝かすな。大事に読みます。

遠出の予定があるから行きの電車になにか読みたい。やはり取り回しのきく文庫本がいいかな〜。移動中の読書っていいよね。景色を楽しみたい気持ちもあるけど、読書も楽しいのでどっちを取るかそわそわしちゃう。