全ッ然めでたくねェ……
(斑鳩ルカ「Noisy Rush」)
・Evernote「新年に生産性を向上させよう!(クーポン)」うるさい! 黙れ! 生産性なんか知るか!!!
・とりあえず毎日の習慣にしたがってパソコンを立ち上げ、このページを開いており、Evernoteのスクラッチパッドには日記用のメモ書きがあるわけだけど、あんまり文章を書きたいという気分にならないな。まぁそんな日が一日ぐらいあってもいいでしょう。
・デュラス『モデラート・カンタービレ』を読もうと思ったが、一章めを読んですぐに寝落ちしてしまった。このあともうちょっと読み進めようかな。薄い本だからなんなら寝る前に読み終わりそうだけど。
・自分の日記、こうして振りかえると一切の生活感や季節感に欠けているな。無時間的・没場所的な思弁によって文章の大部分が構成されている。あんまり「生活」に興味がないからかもしれない。文学を真剣にやるのであればまずは「生活」に真剣になるべきだとは思うんだけどね……どうも……
・おそらくこれからの文壇の潮流、と表現すると偉そうな物言いになってしまうが、(たとえばAIで自動生成された文章などにはない)「文学」それ自体のもつ価値ってどこに求めるべきなんだろうねと問うたとき、「私・歴史性・場所」などの要素がこれに応える鍵になってくるだろうと見立ててている。が、自分の思考活動って全てこれに逆行してるんだよな。
・年の瀬の日記(書いているのは年明けですが……)とか記事って、「この1年を振りかえる」みたいなことをよくやるのが常套なのはわかるけど、この1年はの自分はどうだったんだろうか。前期(1月~9月頭くらいまで)は院試の勉強、それ以降は卒論、ということになるのだろうが、あんまり充実した1年だったという実感はそんなにないかな。いや、どうだろう。
・前期はドナルド・キーンの長い文学史の本を通読したり、わりと新しめの文学史の本や日本語学の参考書を細かくレジュメ切って論点を洗い出したりといった勉強をしていた。そっちの勉強ばっかりしてて肝心の計画書の方がおろそかになったのと、語学がかなり適当になったのが敗因だったかな。いま思えばあの計画書はひどかった。それでもって9月以降は燃え尽きて、自堕落な生活に陥りながらもなんとかして卒論は提出させた、という流れ。いちおう各ゼミ内の優秀論文には選ばれたけど、以上の経緯から自身のたゆみない努力によって勝ち取ったという実感が全くないどころか「この論文が優秀論文に選ばれるってうちのゼミのレベルどうなってんだ……」と逆にそっちが心配になっている。他に書くべき出来事は……特にないな。この1年マジで何してたんだ……?
気付いてしまったのだが、二次創作になるとキャラクターのビジュアルや人物像が幅広く読者に共有されているためそこに割くべき説明と描写が必然的に少なくなり、その分発話の割合が増えてくるという傾向がある。結果として二次創作においては会話劇っぽい文体で書き進めると読者が負担なく読みやすい作品ができやすくなってるんじゃないかな? いわゆる「台本形式」もこうした原理によって生まれた合理的な形式であるといえると思う。
→じゃあそれを「散文作品」として読んだ時に美的感覚を感じるの?と聞かれれば、まぁ全く感じないと言わざるをえない。でも二次創作の文化に対して散文作品としての美的判断基準を勝手に持ち込んでるのは自分の方なわけで。
→この辺踏まえると【プライバシーの関係で伏せます】さんのあの文体は上手に折衷した文体になってるんだよね。地の文における語り手の発話的語りを多めにすることで「台本形式」的な面を持たせながら、「散文作品」の基本的な手法である「鉤括弧で表現されt人物自身による発話」と「場面の状況を説明する地の文」という二つの叙述を使用するというスタイル自体は外さないと。
→こんな文体分析やってても小説は書けないんですけどね。はぁ……
(3月22日の日記)
・けっこう面白いこと書いてる、ような気がする。ちょうどこの時期は小説の文体のはなしに関心があったらしく、ChatGPTに自動筆記をやらせてみたりなどをしている。当時は3.5だったからダメダメだったけど、もしかして4だとそれっぽいのが書けるようになってたりする?
・ということで今年分の日記をつらつら見返しているが、そうだ、今年の頭はコロナで体調が死んでたんだな。それとちょうどその時入っていた哲学のオンラインサロン的なサービスを(金銭的理由で)退会した、というのがあったんだった。金銭面に余裕ができたらもう一回入り直す予定だったんだけど、結局余裕ができないまま一年経っちゃったな。
・無事にどこかの院に進学できればおそらく研究で忙しくなるだろうし、就活もするつもりなので、かなり忙しい1年になるだろうとは思う。まだ応募してないけどSSFも何かしらの本を出すつもりだし、頑張っていきたいね。
・あとこれは毎年言ってる気がするけど、それなりのレベルの創作的文章をある程度機械的に(この日記に割いているぐらいのリソースで)吐き出せるぐらいの筆力を付けたい。自分の作品、いっつも難産になりがちなので。
・「書く気分にない」と最初に書いたが、なんだかんだで結局これぐらいの文量になった。それとこの日記の裏で地味にenza版シャニの石が枯渇してしまった(おまけにルカは引けていない)ので、またTrue石を掘らないといけない。大変!