・某大院の書類選考通過の通知が届く。ここの書類選考すらも通らんかったらそもそも研究計画どころか人生設計のレベルから抜本的に見直すべきだろう、という類のものではあったが、とはいえ無事選考に通っていて安心した。あとは指導教官との面接でどれぐらい馬が合うか……といったところか。
・というかその院、面接の試験日を間違って把握していていた。しかも不安になって他大の日程も調べたらそっちも試験日が間違っていることがわかり、さらに本来の試験日にバイトを入れてしまっていて……と大変なことになっていた(バイトは慌てて日程変更した)。そしてさらに、入試日程被ってると思っていて諦めた研究科も実は日程被ってなかったということまで発覚して(しかもそこの入試問題がわりと自分向けの出題傾向だった)……馬鹿じゃん!!! おい!!!!!
・自分はこういう手続き上の確認不足や不注意による失態がやたらと多い。それこそ現状「困りごと」になるような大事にはなっていないが、おそらく病院に行けば高確率で何かしらの診断がおりると思う(じっさいADHDについてはそこそこの自覚症状とまあまあな量の前科があるのみなのだが、幼少期の頃にASDに特有の兆候が現れていたりもしたらしく、母親が自分を連れて行ったりしていたということがあったそう。しかし今は「自分」の話をしたいわけではないので、細かい部分は割愛)。が、そんなんでありながらも無事に大学卒業できそうではあり、これってかなり奇跡的なことかもしれない。特に大学なんてこういうミスを頻発してたら単位ポロポロ落としたりして履修の面で支障をきたしそうなものだし、実際苦労している当事者の話などもけっこう聞いたりするが、自分の場合はなんとか上手く卒業できたね。自分の大学と偶然性に対して感謝して生きていこうと思う。でも社会人になったらめちゃくちゃな大惨事を引き起こしたりしそうだよな。すでにその予感がある。
・ここ最近、学友(二個下)と学術書の話で盛り上がっている。この学友、自分に比べて段違いに優秀な人で、学術書の刊行などの情報収集能力にも長けており、いつも新刊の学術書やブックガイドについて自分が教わるような形になっている。ありがたい。
・ここ数日ぐらい(というより、数ヶ月間ずっととも言える)、膨大な自由時間がありつつもぼんやりと何もできずにいる……という状態が長くつづいてる。今日起きたのだって昼過ぎだし、やる気を出そう出そうと思いながら部屋でごろごろしているとやる気が出始めた頃にはもう夕方ぐらいの時間帯になっており、その湧いて出たやる気を家事なり食事なりにすべてつぎこんでしまい、気付いた頃にはもうほとんど夜になっている……というのをずっと繰り返している。よくない。明日は9時に起きよう(それでも遅い)。
・レヴィナスの『実存から実存者へ』、素手で挑むとかなりハードコアな内容なので、いっかい熊野純彦の『レヴィナス入門』(ちくま新書)を挟むかもしれない。あの記事の中に『レヴィナス入門』レスポンスを入れ込んでもいいけどね。あと以下は今後やる予定の書籍のリスト
バシュラール『空間の詩学』『夢想の詩学』
グレアム・ハーマン『四方対象――オブジェクト指向存在論入門』
ブランショ『焔の文学』『来たるべき書物』
山本貴光『文学のエコロジー』(これはどうかな……裏で勝手に読み進めるかも知れない)
他にも自分の本棚を漁ればあれこれ出てくるとは思うのだが、あんまり並べすぎると文系大学院生の”いかにも”なラインナップになってしまいそうなので、とりあえず「とりあえずいま真っ先に思い浮かぶもの」「ここ最近日記でよく名前を出していたもの」あたりを基準にできるだけ厳選した。ここに教えてもらった認知言語学の教科書とかも挟みつつ。バシュラールはもしかしたら2月中に『実存から実存者へ』と並行しながら爆速でやるかもしれない。
・そういえば最近、うっすらオブジェクト指向存在論に興味を持っているのだった。初めてここに書いたけど。オブジェクト指向存在論と文学理論や文芸批評に近い仕事をしてる人としてイアン・ボゴストという人(http://ja.wikipedia.org/w/index.php?curid=3504524)がいるそう。どうやらゲームデザイナーとしてゲームの制作もしているらしく、山本貴光さんと近い仕事してるっぽいな……。しかし、邦訳がゼロ……。洋書……。時間も能力も足りてないが????? ボゴストまで読む気があるんなら博士まで行かんとダメだな。
・というかあの記事、いまのやり方だと体のいい「ファスト読書」みたいになってしまっているような気がしていて、あんまりよくない気もするんだよな……読書行為的な面からも著作権的な面からも。そもそもツイッターで見かけた人はどんなふうにやってたんだっけな……(これ:https://x.com/kurageru/status/1739816640307777562?s=20)。そもそも書くときに本をちまちま参照するのが良くない? 書く内容の大まかな筋だけでも記憶だけをできるだけ頼りに構成して、あとから記憶が曖昧な部分だけ本を参照するスタイルにした方がいい?(それはそれで誤読が生じそうだけど……)