最近読んだ本・観た映画 アニメ【3月編】

なすび
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![サムネ](2024-03.png)

3月の私のオタク活動月刊誌

## 今月の決算

小説: 3冊 13h

マンガ: 2冊 1h

映画: 4作 7h

アニメ: 2作 5h

ゲーム: 1作 60h

YouTube: 60h

読んだ順です。

今月はプログラムばかり書いていてエンタメはあまり接種できなかった。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

コメディ群像劇映画

#映画

私のハリウッドへの造形が深くないがために十分にこの作品の良さを味わえていない気がする。でも、画作りは良き。ラストのフィクション感マシマシのアクションは唐突で驚いたが、笑えた。

ディカプリオの落ち目になった俳優の演技はすごい。ダメ人間を彼にやらせると様になる。少女との掛け合いは沁みるし、セリフを忘れた後の自己反省会は面白すぎる。

女帝エカテリーナ (上)

帝制ロシアの雰囲気を感じられてすごく良い。

#小説

この作品はフランスで書かれており、正直史実に忠実であるとは言えない。それでも読み物として面白かった。あいだあいだで挟まれるエカテリーナの日記は婚約者の悪口や不安だったりと人間らしさが感じられて、伝記をはじめて読んだが歴史上の人物が身近に感じられた。

他にも当時のロシア貴族の生活スタイルが節々で知れて、そういう面でも面白い。

特にドイツ人であるエカテリーナの視点からヨーロッパとロシアの考え方の違いや、文化的差異を見抜いているところが非常に勉強になる。なにかに活かされるわけではないけども。

刺青・秘密

軽いノリで読んでる

#小説

正直伝えたいテーマとか、内容はさっぱり分からない。谷崎潤一郎の文体とその表現を読むために読んだだけ。

如何にも当意即妙の返答である

↑これが一番好き

掏摸

中村文則がすこすこのすこなんじゃ

#小説

これまでの私の中村文則さんの書籍の読書遍歴は遮光→銃→掏摸なんですが、遮光は恋愛要素が、銃は刑事ものが、掏摸は裏社会ものがサブジャンルになっていて、警察系は正直あまり興味がないのでそれ以外の中村文則作品をついばんでいこうと思う。追記:教団XとR帝国、去年の冬~を買った。

この作品の題材は正直スリなどに馴染みがあまりなくて(当たり前)、動作の描写から読み取れない自分の想像力のなさに絶望した。全作品に共通するのは語り口が凄く好きなのと、終わり方がなんとも言えない寂しさを残していて好き。

アメリカン・フィクション

あらすじ的にコメディかと思ったけどヒューマンドラマも含まれてて面白かった

#映画

Twitterで紹介されてたから観ました。黒人差別問題への皮肉の効いた作品だった。黒人文学として持て囃されるのはドラッグ、ラップ、警官に射殺されるのようなテンプレート。それに嫌気がさした主人公のモンクは酔いに任せて書いた世間に迎合した作品を書いたらバカ売れしてしまう。そんなあらすじ。

モンクの性格と同じでこの映画も快活な面白さではなく、悲哀な面白さだった。

ダンガンロンパ

推しキャラがバタバタ死んでいって悲しい

#ゲーム

2010年発売の中高生向けの誰が殺したのか議論する超有名作。プレイ時間は18h。妹にやっているところが観たいと言われたのでやり始めた。元々GNOSIAが好きで誰が犯人か当てるゲームで同じようなものだとばかり思っていたが全然違った。どれくらい違うかは以下の図をどうぞ。

| 相違点 | GNOSIA | ダンガンロンパ |

| :-------: | :------: | :------: |

| 遊べる回数 | ∞ | 一回きり |

| ゲームを進める目的 | キャラの掘り下げ | ストーリーの進行 |

| 悪役 | なし | あり |

| 捜査 | なし | あり |

でも、キャラの見た目も性格も魅力的なのは共通している。

ダンガンロンパで一番好きなキャラボイスは主人公の苗木くん。誰かを論破するときの「それはちがうよ」が真似したくなるくらい良い。毎回真似してる。次点で葉隠の「だべ」と「俺の占いは3割当たる」が面白すぎる。「だべ」はボイスの省略のために汎用性の高いセリフとしてよくでてくるけれど、明らかに略しすぎだろと思うシーンが何度もあって、ゲームだからこそ発生する面白さですき。

私は若干対象年齢を超えているのでトリックが予想できたり、肩透かしされたこともあったが、平均を取れば期待以上に面白かった。

ファンタスティック・プラネット

キモすぎ

#映画

巨人を半魚人ぽい見た目で目ん玉を真っ赤に染めるとか誰が考えたんだ。

宗教画みたいな絵がすごく癖になる。画のタッチが進撃の巨人になんとなく似ていた気がする。

BGMから不安感が滲み出てる。あと植物の造形が面白い。

かがみの孤城

こころちゃんかわいい

#映画

絶対にみなくてよかった。妹が好きと言っていたので、話題にするために観た。終盤のあのキャラは実は、、、展開で暗喩でいいのに、明喩されて映画的にダメだろと思ったが、対象年齢を下げて、大衆向けするにはこうするしかないんだろうなと内容そっちのけで考え込んでしまった。

叙述トリック 短編集

短編集は寝る前に限る

#小説

全然トリックがわかんなかった。私は頭が悪いらしい。

よふかしのうた 19&20

夜は明ける。

#マンガ

また大好きなマンガが完結してしまったよ。もちろん完結まで書いてもらえて嬉しいけど、まだ見ていたいという気持ちも本当。

サンデー本誌では199話で完結するのですが、すごく後味のいい、おしゃれな終わり方で好きなのですが、単行本派なので単行本特典の200話が見れて、その後のお話もすっっっっっっごく好き。最近はそのあとを書いてくれるのが流行っていて最高。どんどんやってくれ。

ARIAの映画はまさにな感じで、原作漫画は主人公の卒業で終わるけども映画は後輩ができて、成長した姿が見れるのを思い出した。

葬送のフリーレン

これまでのアニメを全て過去にしてしまうほどにすごすぎた。

#アニメ

冗談とかではなく、本当にアニメーションの質が桁違い。ときどきジブリかな?と思うほどに微細な動作をコマに収める事があって、日常パートだからといってバトルに比べてコストを下げない。その姿勢にただただ驚愕。

その良質なアニメーションだけでなく、アウラというミームとなった存在も忘れてはいけない。ただでさえ注目されていた作品なのに中だるみせずに走りきったのも印象に残る。その逆で推しの子は最初が強すぎて注目度が下がっていったと記憶しているのは私だけでないはず。内容はシリアスだし、OPのアイドルばかりが注目されていた気がする。

でも、良すぎて他のアニメが見劣りしてしまうのでは。

薬屋のひとりごと

ドラマだこれ。

#アニメ

大きな話題にはならないが、最終盤の盛り上がりはすごかった。壬氏様の暗殺未遂の伏線回収からの猫猫の実父のお話はとんでもない面白さ。人間ドラマの良さがギュッと詰まったお話だった。いや泣けた。

途中の壬氏様のお色気シーンは私がメインターゲットではないからなんだけど、辛かった。

2期決定してほんと嬉しい。

@nasubl
毎日書きたいとは思っています