3月の私のオタク活動月刊誌
今月の決算
小説: 6冊 27.5h
マンガ: 0冊
映画: 1作 1.5h
アニメ: 21h
ゲーム: ??作 116h
YouTube: 86h
今月はXboxのゲームパスに加入したのでゲームのプレイ時間が恐ろしいことになってる。一方、あまり映画が観れなかった。小説は車校の移動時間に読むことができた。
キングスマン ファースト・エージェント
監督が同じとは思えないくらい面白くない
#映画
キングスマンの創設、つまりエピソード0のような作品で、WW1時代が舞台。歴史に詳しくない人は楽しめるかもしれないが、私は観ていてただただムカついた。
この監督は歴史を何一つ知らないのでは。知っていたとしたらバカにし過ぎ。歴史の出来事と出来事をボンドで適当にくっつけたみたいなストーリーは最低。他国をバカにするための2h10mは正直苦痛以外の何物でもなかった。
そんな歴史曲解をしてまで見せたかった親子の絆は吐き気を催すほどに一方向な愛。ほんと、何が描きたかったんだ。
それまでのキングスマンは面白かったがゆえに、ガッカリ感が強い。
攻殻機動隊SAC The Laughing Man
作中で2/1は笑い男事件が発生した日。
#映画
押井守監督のGHOST IN THE SHELLしか観たことがなかったが、あれとはぜんぜん違う作風で驚いた。あちらは魂とか自我みたいな根源的なお話だったのに対して、今作は草薙素子が普通に公安9課として事件を追うスタイル。
思っていたのと違っていたから、ガッカリしたということもなく、この映画で追っていく通称笑い男事件の真相は想像を裏切る展開で面白かった。
魔法少女特殊戦あすか
グロシーンのこだわりがすごい
#アニメ
魔法少女でグロだから鬱になる系かと思っていたが、魔法少女サイトほどではなかったから安心した。それよりも、力を持つものの苦労や苦しみが強く押し出されたストーリーだった。
主人公のあすかは仲間を失うことがトラウマになっている描写が全12話の中で何回か出てくるんだけど、ワンパターンすぎて中盤くらいからチョット飽きてしまった。日常パートのギャグが割りと多くて、観るのが辛いということはなかった。
戦闘時のBGMはEDM感あっていい曲なんだけど、大きすぎて主張が強いのが期になった。
あと、作画はずっと悪い。
Superliminal
特徴的な動作として、物を持つと自分視点ではサイズが変わらないのに、手を話すと大きくなる。なんて言えば良いんだ?表現がめっちゃムズい。
1h半で終わるくらいのショートパズルゲーム。PortalとかThe STANLEY PALABLEに連なるような作品。大学生が作ったという点でもPortalと似てるかも。3年くらい前に話題になっていたけれど、スルーしていた。非常に面白い。発想の転換が必要になったり、驚かせる仕掛けがやっていてとても楽しい。
SE7EN
不朽の名作。サスペンス映画の頂点。デビッド・フィンチャー×ブラック・ピット=最高。
#映画
昔観たことがあったけど、友達とウォッチパーティーを最近した。この良さを布教することができて満足。
序盤の進行はだいぶゆったりとしているが、後半の追い上げがすごすぎる。署に犯人が出頭してからの展開は急展開を見せる。犯人の真意とは何だったのか。会話できるのに意図が通じない。犯人の平凡な顔つきと行為のアンバランスさが良き。
字幕版でしか味わえないラストシーンのブラピの演技。苦しんで、銃を打つか打たないか悩むシーンは私の心を掴んで離さない。これを観るためにもう一回観たまである。それくらいの価値はある。
デビット・フィンチャーの映画に出てくる小道具や舞台はどこか小汚くて、暗い印象を持つ。それなのに逆に統一されてクールさを感じることもある。
つまり最強の映画。私の映画ランキング第4位に位置している作品。
ペルソナ3 RELOAD
カッコよくて、オシャレなRPG
#ゲーム
私にとって初ペルソナ。ペルソナ5の話題に乗り遅れた人なんですけど今回、XboxのGame Passにあったのでプレイしました。事前情報はUIがアホみたいにスタイリッシュってことだけで、フラットな状態でやりました。
面白いよね。うん。面白すぎるよね。1週間でクリアしてしまうほどにハマった。なんだかんだで、RPGをクリアしたのポケモンXY以来かもしれない。
リメイク作なので時間設定が2009年で、主人公はガラケーに、巻取り式のイヤホンを肩に掛けているというノスタルジック満載な格好をしているんですけど、私は世代じゃないのでカッコよさしか感じなかった。カッッッッコいい、、、、、
ストーリーは学園もので、主人公は2年生で1年間のシャドウとの戦いを描きつつも、ハートフルな日常を過ごす。メインは特別課外活動部というシャドウを討伐するメンバーとの交流がありながらも、毎日自分で選んだ人と放課後を過ごして、中を深めていくサブストーリーを進めるのがこのゲームの基本。サブストーリーは約20個あってそのどれもが個性的でどれか好きなものだけを進めるみたいなプレイスタイルもできて楽しかった。
ゆかりとアイギスのコミュがオススメです。萌えます。
ただ、1年というのが本当に一年間ほぼ毎日操作しなければならなくて、メインストーリーをクリアするのに60hもかかってしまうのは難点。長期休暇でなければクリアできなそう。
そのなかでも個人的に好きなのは、男なら時価ネットたなか、女性ならゆかりとアイギス。卒業式のY子のイベントも好き。
ゆかりがかわゆすぎる。
バトルシステムは本当に秀逸。いま売れてるソシャゲはペルソナを真似してるのかってくらいバトルアニメーションがソシャゲ味がする。
主人公を除いた全員にはそれぞれ得意な属性攻撃があって、敵ごとに弱点をぶつけて、別の味方にシフトして、また弱点を当てるのが超絶たのしい。敵全体をひるませると総攻撃ができて、RPGの基本であるはずの交互の攻撃を崩したようなシステムによるコンボが楽しすぎる。最終盤まで飽きなかった。
UIは従来と何もかもが違って新しかった。メニューをイジってるだけで楽しい。
タルタロスというダンジョンに潜るんですけど、250階層を超える長さで、見た目が40階層くらいで変わったり、特殊イベントが発生したりと飽きさせない工夫はあるにはあるんですけど、ちょっとだけ苦痛だった。ランダム生成されるステージの進行方向が分かりづらくてマップを見てるのに行き止まりに行ってしまうことが多発した。
これでもリメイクでタルタロスは改善されたというTweetを見て驚愕してる。今度、リメイク前の動画見てみよ。
私のパーティー構成は中盤からゆかり、美鶴、アイギスでパーティーは固定されてた。回復役としてゆかりは必要SPが4分の1というのが最強すぎて固定。美鶴はゲーム後半の弱点の無い敵対策に全員のクリティカル率上昇が使いやす過ぎた。アイギスはクリティカルヒットとバフ要員。
キャッチャー・イン・ザ・ライ
読むの辛くて読了に3週間かかった、、、
#小説
アメリカ文学の代表作を読んでみた。永遠の青春小説という触れ込みを見て興味が湧いた。
しかし、序盤中盤と読み進めていくうちに一向に展開していかないことに気づいてしまった。面白さが分からなすぎて読み終わった後、「名作小説が分からない」という本を読んで読み解き方を調べた。そこには"自分の中にホールデンを呼び起こすんだ"と書かれていて笑った。どうやら私の心の中にはホールデンがいなくてこの小説の良さが一生分からなさそう。
その本には他にも金閣寺や老人と海なども載っていて読んでいて面白かった。
地球星人
気持ち悪さが好き
#小説
途轍もなく深い闇を覗きたい気分ならオススメ。
コンビニ人間の気持ち悪さと似ていて、登場人物たちが悉くおかしな価値観を持っていて読んでいて心が疲れてくる。これが心労ってやつか。多分違う。
沙耶香ワールドの主人公は妙にサッパリした性格で、世の中に対して冷めた目をしていることが多い。こういうのが醍醐味。
ラストは意味わかんなすぎ。意図は分かるが、それ以上はわかんない。
ポハピピンポポビア
銃
衝撃のラスト。
#小説
タイトルにあるように、銃を拾うところから物語は始まる。銃を中心にした生活。いずれ人を殺してしまうのではという恐怖。
中村文則の作品の主人公は大学生の男で、女性とエロいことはするが、興味はないみたいな無気力系しか出てこないのか。これからも調査が必要であります。手始めに掏摸をすでに購入した。
終わり方のキレが本当に凄まじい。となりのデブおっさんの描写の膨大さからも観察した末にイライラが収まりつかなくなって、衝動のままに行動した。その思考、動作が文章で伝わるってすごい。
月刊少女野崎くん
なぜ2期が作られない。っていう話がようやくわかった。
#アニメ
ビックリするぐらい面白かった。何しろテンポが良すぎる。少女漫画を書いている男の子とのラブコメかと勝手に思って敬遠していたけれど、全然そんなことなかった。寧ろ男が見たほうが面白く思えるのでは。後悔した。
主人公の女の子の声優は今まで聞いたことが無い気がする。と思って調べると、ちいかわのうさぎだった。めっちゃおもろい。他にもがっこうぐらしの胡桃じゃん。聞きに行ったら確かに同じ声優だ。てかがっこうぐらし観たくなってきた。観よ。
もうずっと面白かった。特に鹿島と瀬尾の場のかき回し感が本当に笑った。アニメで腹が痛くなるまで笑ったの久しぶり。
真夜中乙女戦争
オマージュでできたなにか
#小説
文庫版が出ているのを知らずに単行本を買ってしまった。しかもハードカバー。普段読まないくせになんで買っちまったんだ。
内容は訳がわからない。東京タワーに好意?を寄せる様はまるで三島由紀夫の金閣寺、黒服の社会への反抗作戦はチャック・パラニュークのFight Clubを模した劣化品。どれもこれも中途半端で作者のこんなものが書きたいという熱意が伝わってこない。
黒服が行う犯罪行為にはどれも一貫性がなく、こんなことしたら面白いやろみたいな意図が透けて見える。
作者のFって方は詩集を出している方で、この小説にもポエムが大量に存在する。凄く好みなポエムもあるが、正直ポエムだらけで読んでいてだるかった。
映画もあるらしいが評価がクソほど悪い。星2くらい。絶対に観ない。
## 自由なサメと人間たちの夢
こういう短編集が読んでて一番楽しい。
#小説
女性の作家に多い感情の描写の丁寧さがこの作品にも例に漏れずあって、読んでいて私のこころが溶け出していくような癒やされる気分になれて小説って素晴らしいと再認識した。
短編なので物語は淡々と進んでいくのも読みやすくてよかった。
変な絵
話題になったミステリーを読んでみようの回です
#小説
結果からわかることして、私は本当にミステリーが肌に合わない。超話題作なのに私にはなんの良さも分からなかった。一切の色眼鏡をせずに読んだのに。
謎の仕掛けが分からないってことではないんですけど、そこに感動できない。世界で一番透き通った物語のときと一緒。