イラストを描くこと。AIによるイラスト生成について。不毛なSNS。

nasum
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自分は趣味でイラストを描いたりしている。これは自分のためであったり、コミケで作品を出すためだったりする。

こういうことをしているのでAIによるイラスト作成についていろいろ考えてしまう。個人的にはAIによるイラスト生成は可能性があって良い技術だと思っている。

しかしいろいろな絵師の方が勝手に学習に利用されることに拒否感を感じたり感情的になってしまうのも理解できる。いや、正確には理解できていないが無理もないな、自分もそう思うかもなと共感することができる。

だからそこには対話だったりこの技術が受け入れられるような活動をしていって双方のよいところを模索していく活動が必須な気がしている。

しかし、肯定の意見を持っている人も、否定の意見を持っている人も言葉が強くconflictが激しい。僕はここが一番キツイと思っている。

否定の意見を持つ人の言葉が強いのは良く観測されているし、ひどい拒否感からか他者を攻撃する姿勢の発言も多く来れも見るに堪えないのだが、肯定の意見を持っている人も絵師の危惧や感情的になってしまう理由を無視して、あなたは古い人なんですね、何時までも手で描いていてどうぞと突き放すような言い方をしているのが辛い。

肯定の意見を持っている人が否定の意見を持っている人に対して何を言っても無駄だと思っているし、議論に値しないので議論しないというのも理解できるが、突き放したり既存の絵師の感情を無視するような発言が目立つので無駄に分断ばかり生んでいるように思う。肯定派も否定派も双方疲弊している向きもあるが、肯定派が本当に絵師の感情に興味がないような発言が見られるのが正直悲しい。

繊細すぎだし、感情をベースにしていると議論にならないというのも分かるけど、感情ってそんなに無視していい物なんだろうか。もちろんだれもがカウンセラーになる必要はないけど。この件に関してもそうだが、SNSでは誰もが人の感情を無視しすぎている傾向がある気がしている。

Xなどの短文を投稿できるSNSが、この手の話に向いていないから仕方ないということもあるのだろうけど。それでもいろいろな発言が人の感情や大事にしていることへの共感を無視し、鋭く尖った発言を不特定多数に投げつけ合っている。

正直SNSというものに疲れはじめている。Xは一度滅びた方が良いんじゃないかと過激なことを思ってしまうほどに。

とにかくこの状況が悲しすぎる。悲しんでいても状況はどんどん進んでしまう。あまり考えすぎない方がいいのだろうけど。

@nasum
ソフトウェアエンジニアやっています。 優しいインターネットを希望しています。