老い公園

夏の午後
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最近、視界にとある自覚症状が出ていて、調べたらある病気に当てはまっていた。眼科で検査をしてみたが目は特に問題ないとのこと。続くなら内科をすすめられた。

瞳孔を開く目薬をさされて、自分の黒目が魚みたいに大きくなったところを初めて見た。光がとにかくまぶしくて視界がぼやける。元に戻るまで6,7時間くらいかかった。いま読んでいる本に泣きすぎると視界がぼやける話が出てきて、それを思い出した。

いろいろ検証してみて、たぶん病気の心配はなさそうということになったのだが、自覚から病院に行くまでの間は不安だった。視力が衰えること、失うことがとても怖い。視覚情報なしで楽しめるもの、ちゃんと機能するものが社会には少なすぎると思った。

コンタクトの装着時間を減らすこと。ちゃんと洗うこと。何かを見る時には距離をとること。お風呂に浸かり、適度に運動をして、血行を良くすること。いまはデジタルの画面を見続ける時間をなるべく抑えるようにしている。これもサッと書いている。

科学未来館の常設リニューアルを前から楽しみにしていた。「老い」「地球環境」「ロボット」が新しいテーマと聞いたとき、なんて全部自分好みなんだ……とめちゃくちゃ興奮した。

「老いパーク」という老いを体験できる展示があるらしい。いま老いを知っても、中年のそこそこの健康にかまけていずれすぐ忘れるだろうけど、不安と危機感は未来の老いを緩和する大切な感情だと思う。衰えない身体が欲しいし、できたら400年くらい生きたい。推しが400歳だから。

@natsuno_gogo
shipperの日記帳