金ローで三週連続ハリポタをやっていて、昔ハリポタのおたくだったのに結構内容を忘れててなんやかんや見入ってしまい(ルーピン先生登場時のアーーッという内なる叫び)、『呪いの子』を本棚から引っぱり出してきてアズカバンを観た直後の勢いでそのまま深夜まで一気読みした。本や漫画を読みふけって朝方にぐったりした興奮状態で寝ること、人生で一番幸せな瞬間のひとつで、そういう読み方をするのは久しぶりだった。こちらも内容をまあまあ忘れていたので(ドラコ一家がかわいすぎることは常に覚えてるが)夢中で読んだ。
自分以外の勢いや流れに乗ることが同人を始めてから思いっきり滞った。アウトプットのかわりにインプットする力がすごく弱くなってしまった。読んだり見たりする時間ががくんと減った。締切がいつもどこかにある状態でインプットとアウトプットを両立させるのが私の場合は難しかった。両方趣味なのに? 小説をコンスタントに書き始めるまでそんなふうになるなんて想像もしていなかった。
人からすすめられたり絶賛されている作品を見るのを去年からだんだん取り戻し始めていて、高評価されているものはちゃんと面白くできているんだ……と当たり前のことを思った。見る時点でより分けているのでその範囲内での話。話題にのぼるものには一応なんらかのパワーがある。流れに乗らなさすぎるのでもうちょっと乗ってみてもいいのかもしれない。ずっと後になってから見てもいいけど、その時代に見ること自体の良さもあるし。マイペースは腰が重いの言い換えでもある。
今月は小説を書かないかわりに読書が楽しかった。本を読む感覚を取り戻しつつある。見たいリストの作品もいろいろ見始めた。引っかかるものがあっても放置して数年経った頃に手をつける癖を少しづつ直すこと、今年のゆるやかな目標はそれで。