30代半ばに差し掛かって、人生経験も増えてきて、出来ることも知っていることも増えて、今なら昔より圧倒的に作りたいものが作れるはずなのに。
元気がない。やる気がないというより、元気がないということに気づいた。
でも、元気ってなんだろう?
健康でいること?声が大きいこと?
答えは『心の熱量』なんじゃないかと私は思う。
10代、20代のころに比べて、社会経験もスキルも育ったのに、なぜかその『心の熱量』というものが冷え切っているような感覚になることが増えた。
仕事や日常に刺激がないわけじゃない。やりたいことも、ないわけじゃない。でも、元気がない。温度が低いんだ。
どうにかしなきゃいけないと無理やり温めようとする。技術記事を読む。新しいものに触れる。本を読む。映画を見る。ネットを漁って素晴らしい作品に触れる。美術館に行く。
それでもこの冷え切った何かは戻らない。
どうしてしまったのか。あの頃の熱い感覚はどこに行ったんだろう。
元気を出したい。