あたたかい朝。今日の気温は例年よりぐんと高いらしい。いつものダウンコートではなく、秋冬用のコートとマフラーで家を出た。ご近所さんの梅の花が六分咲きで、かぐわしい梅の香りと愛らしい水玉模様に、ゴミ出しで世知辛かった気持ちがほころぶ。
この調子だと、近くの公園にある梅林も咲いてるかもしれない。末っ子を誘って行きたいな。
午後、職場近くの博物館で行われている見たかった展覧会が今週の土曜日までだったことを思い出す。退勤後、急いで行けば閉館までに間に合うので行くことに。行くと昔にお世話になった博物館の関係者の方と知人がいてご挨拶する。
久しぶりに人に会えたり、展示もよかったしよかったよかった。博物館を出て、スーパーに寄り家に帰ろうと歩いていたら、交差点の向こうに特徴的な風貌の見たことのある人が歩いていた。なんと、昔に私が入っていた劇団維新派のスタッフをやっていて仲良くしていたHさんだった。うちからだいぶ離れた所に住んでいるので、こんな所で会うとは思わなくて、とてもびっくりした。なんでも仕事の関係で、うちの近所にしばらく通っているとのことだった。非日常の現場で会ってた人に日常で会えて、お祭り好きの私としてはとてもうれしかった。ちんどん屋さんが心の中を通り過ぎたみたいに華やかな気持ちになった。