最近、MTIテクノロジーレビューのこんな記事を読んだ。(無料登録すれば読めます。)
大手ソーシャル・プラットフォームがこの10年間、私たちに対して発揮してきた支配力は、弱まりつつある。
問題は、私たちが次に何を望んでいるかだ。
プラットフォームやアテンションエコノミーがインターネットを壊してきた流れや、Fediverseや独自ドメインでサイトを作ることがこれからの希望になるか、という話がわりと長文で書かれている。
個人的に印象に残ったのは終盤のこの文章。
インターネットの改善策は、フェイスブックをシャットダウンすることでも、ログオフすることでも、外に出て草に触れることでもない。
インターネットに対する解決策は、インターネットを増やすことだ。つまり、より多くのアプリ、より多くのスペース、より多様でより良いものに資金を供給するためのより多くのお金、より多くの人々が自分の好きな場所でよく考えて関わることだ。より多くの実用性、より多くの声、より多くの喜びである。
「より良いインターネットを増やすこと」が肝心だ、という話はなるほどな、と。
結局はそこなんだよね。
最近"クラフトインターネット"など個人サイトを作る流れが日本でも戻ってきているのは希望のある話で、
今後みんなが嫌だとしても、おそらく今後何十年もつきあい続けるインターネットの世界なので、どうせなら良い場所になってほしいと心から思う。
自分もあくまでただの一般人の一人にすぎないけれど、なるべくインターネット全体として良い流れができればいいなと思うし、そこに少しでも貢献できればなと。
あ、そうそう。最近Blueskyで「古き良きインターネット」のカスタムフィードを作ったのでよければフォローしてみてください。