ここ最近仕事に対してのモチベーションが上がらず(相変わらずどんどん辞めて引き継ぎを任される)、ちょっとミスも増えだし、特に人生の大きなイベントもなく体力の老いを感じ、自分の人生の頭打ちも感じる。
ないものねだりをしなければ動ける心身があるだけで十分幸せに違いないのだけれどこの先に何があるの?と落ち込む日々である。ループものの映画を見ているように同じ時間に同じアラームで起き、同じ場所を歩き、同じ人とすれ違い、同じ人たちと仕事をし、同じように帰る日々だ。
楽しいことはもちろんたくさんあるけれど、その楽しいことから離れた隙間にすぐさまその黒いものは入り込んでくる。そして考える、このままでいいのかをやり過ごしてきた若さはもうない。諦めること、期待をしないことの良さを歳を重ねるごとに感じる。若い時よりはそのおかげで生きやすくはなったと思う。でもたまに期待をしてしまって、そんな自分を憎むしそこから数珠繋ぎのようにあらゆるものへの憎しみと恨みが蓋をしめていたはずの場所から這い上がってくる。もうそんなものの相手をしているほど若くはないよ、と思う。でも時々成仏できなかったものが込み上げてきて私を覆い潰そうとする。人と比べてしまう。過去に比べたらだいぶマシなのに。
そんな時はひたすら絵を描く、自分が自分でいられる儀式だ。絵がないと私には何もない。社会になんとか紛れていたいって頑張って普通の世界で普通の人として生きている、でも苦しいったらありゃしない。
たくさんのいろんな人の優しさで生きれてることはすごく実感している、感謝している。でも私は馴れ合いは苦手だし、人とうまく仲良くなれない、常に自己否定と諦めと虚無と怒りとしょうもない執着で生きている。同じように孤高で頑張る人を応援したいよ、私もそんな人と一緒に頑張るからさ。