おひさ〜〜

nekota
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このようなノリではいられない。すまない、私は弱い人間なんだ。書こうとすると涙が止まらないし、向き合うのが怖くてたまらない。だけれども、きちんと、大声で泣きなさいと、そうアドバイスをいただきましたので、わたくしごとですが書かせていただきます。

ねこちゃんがね、お空に冒険に行きました。ふるふると震える体でね、鳴いてね、撫でてって顔上げて、力振り絞って、ここにいますよ、見てくださいって呼ぶみたいにね、小さな体で。そうするとちょっと疲れちゃうみたいで、頭を垂れるんだけど、また少しするとこっちを向いて、顔をあげて。そうやって、眠るように、ほんとに寝ただけじゃない?って思ってしまうくらい、安らかにお空にゆきました。(母、談)

豆大福ちゃん。もふもふやろう!思わず触れたくなるもふもふさ。そしてつやつやの毛。くりくりのおめめ。食べちゃいたいね。

豆大福ちゃんはね、今飼ってるねこちゃんで唯一ペットショップにいた子です。先天性の病気、多発性嚢胞腎で、ずっとお医者さんに通い、療法食以外は食べたことがなかった。7歳まで生きられたらいいね、って、そう言われてたんだけど、なんと、にゃんと!(猫だけに)(やかましいよ)10歳6ヶ月の大往生でした。えらいね〜〜がんばりやさんだね〜〜飼い主も見習うね〜〜。

ペットショップで売れ残ってた子なんだけど、もう亡くなった祖父がこの子だ!ってビビッと来て、お家に迎えました。他の子たちは我が家の近所で野良猫してたから誕生日はふわふわした感じの日付なんだけど、豆大福ちゃんだけは分かってて、それがね、なんと、にゃんと!(本日2回目)(やかましいよ)私と同じ誕生日、7月23日なのです。私と同じ誕生日なんです。(大事な事なので以下略)

私が病める時も健やかなる時も、いつもそばにいて、基本的にはご飯をねだるだけなんだけど(笑)、ほんとにほんとに私は豆大福ちゃんのことが好きだったし、きっと、あの顔を見るに、豆大福ちゃんも私にもちゃもちゃに撫でられるのが好きだったと思う。

6キロ以上あったの。ベリベリヘビーキャットやぞ。

長毛種だし、おにくたぷたぷだし、とっても大きかったから、ダンボールからはみ出ちゃうんだけどね、本人気が付いてないから(笑)、子猫のようなきゅるきゅるのおめめでふにゃふにゃ鳴いて、見てくださいこの可愛らしいねこ!可愛がるべきでは!?ございませんか!?という顔をして、にんげんを呼びつけるのが好きだった。にんげんもそれを喜ぶしなwよくご存知でw頭のいいねこちゃんだね〜〜。ほんとうに福は頭がいい、てんしゃい。愛らしい。守られるべき存在。お前のことはおれが幸せにする。絶対にだ。

みっっっちみちやぞ.....。

豆大福ちゃんはさ、幸せだったかなあ。少なくとも寂しいと思わない猫生だったらいいなあ。わたしはさあ、今すごくしんどいよ。涙が止まらないし、胸が苦しい。苦しくて苦しくて潰れちゃいそうって、こういうことを言うんだね。会えなかったんだよ、福がお空にいくときに。見送ってあげられなかった。その時その場にいたら何ができたわけでもないし、やかましく泣いてやだやだ言うことしかできなかったと思うから、いなくてよかったのかもしれないけれど。

寂しいなあ、今年は福ちゃんと一緒に誕生日じゃないんだねえ。いや、そうではなかった年の方が多いんだけどさ。まださあ、泣いててもいいかなあ。うっとおしいかなあ。福はげらげらと笑ってるわたしの方が好きかなあ。わかんないよ、ねこの気持ち。最後まで分からなかった。どうしてほしいかも、何が必要なのかも、全然。わからなかった。いや、まだ7匹おんねんけどな。

いつでもね、かえってきていいからね。まだまだずっとねこの気持ちが分からない私だけど、福ちゃんが飽きるまでマッサージするし、今度はなんだって、ちゅーるだってまぐろだって食べていいからね。ちゃんと食べるんだよ。にんげんすることがんばるから、待ってるから、だから絶対いつかまた会おうね。約束。これだけは約束してほしい。すぴすぴねむって、すごくがんばったんだから、ゆっくり休むんだよ。ちょっとだけお別れ。またね、いつか会えるって信じてるから。福ちゃん、だいすきだよ。