自分の機嫌の取り方がわからない。何をすれば楽になれるかたのしくなれるかがわからない。楽しかったはずの記憶を懐古したところでそれはただの記憶なのでわたしを喜ばせるには足らない。ほんとうにたのしかったのに。それっていろんな物事に対してとても失礼だ。他人や家族がどういう言葉をどんなふうにかけられれば喜んでくれるかは想像も実行も成功もできるのに。自分が何をどうすれば喜ぶかを知らないなんて。そしてそれ以上に一過性の幸福が己の首を絞めることを知っている。ああこんなに食べてしあわせ!ああまた体重が増える!みたいな。幸せだからこの後頑張ろうとかそんなことは少しもない。その時の楽しさや喜びはその時のものでしかない。やっぱり酷い話だと思う。
自分のやりたいことがわからない。自分の好きなこともわからない。
大人なのに大人なのに大人なのに!