春が来る。
わたし今いくつだっけ、とふと考えて生年から2024を引く。ああそうそう。それでようやく思い出す。自分の年齢がわからなくなる感覚って初めてで新鮮でとっても惰性だなと思う。惰性というか、衰えみたいなものを感じる。
春!新生活(仮)!なんか新しいことはじめよう!と思ってみたのは一瞬だった。たしか今週の月曜日くらいの話。歳を取らずとも新しいことを始めるのに死ぬほど億劫なわたしはこれからどうなってしまうのだろう。それどころかやらないといけないことがまだまだたくさんありすぎて本当はもうパンク寸前なのに全部を先延ばして余裕こいたふりをしている。もしかせずとも最低では。そういうことを脳裏によぎらせる時、ちいさくてかわいい生き物になりたくなってしまう。拙い感嘆詞を発しながらイヤイヤして時が過ぎるのを待ちたい。もしくはでっかくてつよつよになって全部薙ぎ払ってしまうとか。
脳直で文章を吐き出すこの瞬間にも春が来ようとする。来るなよ。