まずはこのブログにメッセージをくださった方へ。心が温まりました。ありがとうございます。
しずかなインターネットには公開されたコメント欄もいいねボタンもない。そこがいいなと思って使っているけど、メッセージが届くとやはり嬉しい。
さて、今日は仕事の話をする。
詳細は省くけど、数年間司書として働いていた。まさか図書館で働けるとは思わなかった。大学時代に「図書館業界は離職者が少なく、求人の倍率が高い」と脅されていたからだ。実際そうだろうけど、非正規ならたまに求人が出る。ちなみに都会ではなく地方の感覚だ。今の図書館業界は業務委託が増えて非正規の割合が高く、正直資格がなくても働ける。働きながら大学の通信課程で司書の資格を取る同僚もいた。
でも非正規では食っていけない。時給はほぼ最低賃金。おまけに賃上げも期待できない。サブリーダーに昇進した時、時給が数十円しか上がらなかった。また、業務委託というのも厄介で、現場によっては委託側からのハラスメントで人が辞めたこともあった(さすがにそれは問題になって改善された)
天職だった。だからこそ「やりがい搾取」だと感じた。相談相手である上司も非正規だった。
直接雇用のフルタイムかつ要司書資格のレア求人が出ていて応募したら「あなたは仕事が出来そうだから」と図書館ではない現場に配属になったことがある。ちなみに図書館に配属されたのは資格を待っていない未経験かつ図書館への配属を希望していない人だった。そのことを知った時は頭が真っ白になった。専門性が高いはずの図書館の仕事。誰でもいいと思ってるのか?あまりにも屈辱的で、数年何とか勤めて辞めた。それが最近の話。当時の求人票は取ってあるけど、揉め事にはしなかった。まあヤバい職場だなと思ったから離れたし、「仕事が出来る」私が辞めたことで現場がてんやわんやしてるらしいのでいい気味だ、と思うことにする。
評価されるって難しい。私の場合平気なふりをしてしまうので搾取されることもあるし、前述のとおり「仕事が出来そう」に見えたせいで司書のキャリアが途切れてしまった。確かに、しゃかしゃか動ける方だとは思う。でもメンタルが す こ ぶ る 弱いので一つの職場が長続きしない。年齢のわりに転職が多すぎる。それぞれ退職の理由はあるけど履歴書なんて見れたもんじゃない。そういえば前の職場は私が通信制高校出身ということまで面接で突っ込んできたっけ。学歴差別は地域特有らしいのでスルーするとして、今年34歳だから微妙な年齢でもある。
好きなことを仕事にすることは賛否両論あるけど、私はありだと思っている。少なくとも自分はそれで救われた。でもこだわりすぎると痛い目にも遭う。それでもこだわることをやめられない。人それぞれアツくなれるものがあるとしたら、私にとってそれは音楽と本。ありがたいことに(もがきながら)楽器を吹ける環境にあるし、先ほど司書の求人も見つけた。倍率は高いだろうけどワクワクする。縁があれば受かるだろう。そう自分に言い聞かせる。
最後に、司書は本ばかり扱う仕事だと思われるかもしれないが、私はパソコンと向き合う仕事も好きだ。図書館は本だけではなく「情報」全般を取り扱う。仕事柄毎日論文を検索していたので検索検定も(3級だけど)持っている。司書になりたい学生に何かアドバイスするとしたら、情報リテラシーが必須だと伝えたい。私は大学で社会心理学専攻だったのだけど、心理学研究法や統計学はかなり役に立った。今はエコーチェンバーの時代なので、自分の主観を捨てて俯瞰する練習をした方がいい。私もこの業界ではまだまだなので、キャリアを再開できたらいいなと思いながら職務経歴書を作る。おばあちゃんになっても図書館で働きたい。