ここ数日鬱々としてしまいブログが書けなかった。どんより暗い話なら書けるけど、それは今自分がしたいことではなかった。今日は自分を俯瞰できているので少し書いてみる。
私は精神科の処方薬をいくつか飲んでいて、その一つが炭酸リチウムだ。よく双極性障害の治療に用いられる。精神科に行ったのは気分の浮き沈みに振り回されてうんざりしていたからで、最初は躁うつの診断ではなかったはずだが、幾度の引越しに伴い病院が変わるうちに紹介状に「双極性障害」と記載されるようになった。正直、そこまで重い症状ではないと思う。名前もつかないくらいではないか。しかし、今でこそ薬が効いているからそう思うだけで、薬を飲み始めた頃を思い返せば確かにひどいものだった。過去に気分の浮き沈みで周囲に迷惑をかけていたこと、自分を苦しめていたこと、それが最近は落ち着いていることを思えば、通院の効果はあったと言える。ちなみに躁うつではなくホルモンバランスのせいではないかと思い、感情の起伏を記録していたが、いまいち関連性はないようだ。
一応大学で心理学を専攻していたし、病気と言うには大袈裟すぎると思っているので、私は「体質」と思うことにしている。この考え方は作家・アーティストの坂口恭平氏にインスパイアされたもので、源流には精神科医である神田橋條治先生の「神田橋語録」がある。自分の気分の波を「体質」と捉えた時、世界の見え方が変わった気がした。それならうまく付き合っていけるかもしれないと思った。
たとえば、私は10代〜20代まで過敏性腸症候群だった。本当につらくて惨めな思いをしたけど、そういう体質なのだと思うようになってからはトイレに行く断りを入れやすくなった。(その点、授業中にトイレに立ちづらい田舎の中学校は地獄だった)20年ほど悩まされたけど、最近では落ち着いてきて苦手だった映画館に行く回数も増えた。
結局、自分といううつわの中でこれらの体質と共存していくしかないのだ。アクセルを踏みすぎて地に足がつかなくなること、たまに死にたくなること、仕事が長続きしないこと、ある条件下でトイレに行きたくなること。その中でも希死念慮はほとんどなくなった。これは猫のおかげだ。それだけで十分じゃないか。生きるのが下手くそだし、人を好きになることがほとんどないからこれからも一人だろうし、お金はないし、世の中はきな臭いし、ポジティブになれそうにないけど、少なくとも自分の心身については開き直るしかない。