0514火 /ねこの通院

nemuri213
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注射器がなくなるのでねこの病院に仕事終わりの父と向かった。診察台でキャリーバッグに収められたねこを抱っこで取り出すと固まっており、首にできたできものが気になる(「良性ですね、年老いると良くある」)、目ヤニが出続ける(「この子の場合はアレルギーの結膜炎だと思う、ストレスにならない程度で点眼液を」)やらを人間が医師に訴える間、身動きもせず置物みたいになっているのが可愛かった。

せっかく置物に擬態しても不幸はふりかかり、ねこはタオル袋に入れ込まれ3人がかりで血をとられた。最盛期を思えば柔らかくなったものの、やはり怒りまくっていた。血液検査の結果、糖尿病のフルクトなんたらの数値は少しずつ下がる方向で安定しているが健康体には程遠く、インスリンを6単位から7単位に増やすこととなる。

帰宅後、晩ご飯にとりかかったが、冷凍肉を解凍するのに手間取り、普段は人間が食べてからのいぬねこの食事を先に用意した。やっとこさ食事にありついた人間の足を腕をいぬがひっかいてくる。しっかり先に自分は食べている(鳥もも肉とドライフード、フードは好きじゃないからちょっと残した)ので、ごはんくれアピールではない。この行動の意図がわからない。

意図が伝わらないまま、いぬはこの後乗り気ではないのに散歩に連れて行かれた。