舞台は魔術が存在する架空の世界。
青い惑星には、あらゆる生命の源である『霊力』が星の血液として大陸や海中を循環している。この霊力の流れは『星脈(せいみゃく)』と呼ばれる。
魔術は霊力を変質させる符号(魔術式・星の言葉とも)を利用し、様々な現象を人為的に発生させる技術である。(物を浮かせたり、火を起こしたり、岩を砂に変えたりなど)
星脈が地表に近い場所には霊力が溢れ、豊かな自然と多様な生態系が形成される。
体の殆どが霊力で構成されている『精霊種』と呼ばれる動植物が朽ちると、亡骸から溢れた霊力が大地に染み込み、荒野すらも一夜で緑豊かな森に変わる。霊力は星に住む生き物達に様々な恩恵をもたらしてきた。
人々にとっても身近な存在となっている霊力や魔術だが、その性質については未だ解き明かされていない謎も多い。
霊力にまつわるあらゆる事象を研究する為、星脈の起点であり霊力が生まれるとされる場所『星の心臓』付近の海上に、研究機関『モビリス』が設立された。
『mobilis』は、星と魔術の謎を解き明かすために奮闘する人々の物語。