モビリス所属の調査員。
性別:女性
年齢:20代
身長:160cm
体重:50kg
一人称:私(わたし)
二人称:あなた/きみ/~さん
声質:女性的でよく通る声
好き:歌/食べる事/冒険
苦手:絵/魔道具
誰とでも分け隔てなく接する
明るく素直で、感情表現が豊か
孤独と抑圧を嫌う
術式が組み込まれた詩を特殊な発声法で歌う事で、浄化や退魔の力を発動させる『歌唱魔術』を扱える人物。
歌唱魔術を扱える術者の多くは聖職に就き、婚姻などの儀式や、魔物除けの為に歌唱魔術を使用する。歌唱魔術を扱う為にはいくつか条件があり、詩の意味を深く理解する事・声質が術に適合する事・強い精神力を持つ事等が求められる。
アセロラはモビリスから遠く離れた国にある小さな農村で産まれる。早くに両親を亡くし孤児となったアセロラは、村の修道院で育てられた。
暫くは穏やかな日々が続いていたが、アセロラの声が歌唱魔術に適合する事が発覚すると修道院長や村人達の様子が一変。村人達はアセロラの歌唱魔術を「奇跡の歌」と呼んで崇め、毎日のように歌の力を求めるようになった。多額の献金に目が眩んだ修道院長は、アセロラを近辺の集落や街に向かわせ、一日中歌うよう強要し始めた。
歌唱魔術は声が響く範囲全体に効果を発揮する魔術であり、霊力の消耗が激しい。連続で使用すれば魂が擦り減り、精神汚染が起こる。修道院長はその事を理解していたが、それでもアセロラを歌わせ続けた。
アセロラの育ての親である修道女達は、過酷な日々に精神をすり減らす彼女を不憫に思い、ある晩修道院長の目を盗んでアセロラを村の外へ連れ出す。
修道女達の協力者である魔術師の助けで村から逃げ出したアセロラは、長い旅の末モビリスに辿り着き、新たな故郷と自由を手に入れた。
修道院での長い軟禁生活では、歌唱魔術以外の魔術の知識や外界の情報は全て遮断されていた為、基礎的な魔術や魔道具すら見た事が無かった。そのせいで魔道具の扱いには全く慣れておらず、使用する時は毎回恐る恐る触っている。