N君が運転している車の助手席に座っている。この地方のローカルな金融機関に向かっているところだ。たしか昔に一度来たような記憶はあるけれど、見慣れていない街の景色が続く。どういった歴史があるのかはわからないが、パルテノン神殿のような建築様式の建物が多いような印象があった。神奈川県にある赤レンガ倉庫などと同じ雰囲気がした。
つきあたりの交差点を左に曲がり、駅前の広いロータリーに出ると、ここから1つ道を進んで左に曲がった先に目的地があったことを思い出した。
しかし、N君はロータリーの近くにあった駐車場にバックで駐車した。不思議に思ったけれど、向かおうとしているローカルな金融機関の駐車場があまり広くないため、ここに停めてから歩いていくのだ、ということをアイコンタクトのやりとりで気付き納得する。
(金融機関には向かわずに)近くの喫茶店に入ると、壁際の席に座っていた音楽系YouTuberが黒いスーツの男性と名刺交換をしているのが見えた。こういうところで打ち合わせしているんだな、と思った。
起床。あまりフックのない印象の夢を忘れないでいられる、穏やかな朝の目覚めだった。なぜか不思議と充実感みたいなものを感じていたが、まやかしかもしれない。目的地だった場所を完全にスルーしている展開が小気味よい、と感じる。
最近買ったけどまだちゃんと読んでない本——いわゆる「積ん読」——に『目標という幻想』というのがある。たしか本のまえがきにも書いてあったような気がするけれど、この本のタイトルの「目標」という言葉は似たような意味で使われたりする「目的」とは違うところが要点なんだと思う。数値化可能な「指標」の達成をしようとするだけでは辿り着けない(辿り着きにくい)場所があるぞ、みたいなことを主張しているような雰囲気がある。まだ読んでないのだけれど。
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