Streak:5スマートドラッグ

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公開:2025/9/8

引き続き薬の話です。10年ぐらい前でしょうか、学生の間ではスマートドラッグというものが流行っていました。軽いものでいえば、イチョウ葉エキス、その後普通にサプリメントやガムとしても売られるようになりました。

スマートドラッグとはどういうものかというと、脳の働きを良くするサプリメントのようなもので、基本的にはADHDや認知症への処方薬を指します。

こちらを海外から輸入して服用し、テストなどの効率を上げると言ったものです。若干学生の競争社会の闇が見えますね。基本的に輸入源はオオサカ堂と呼ばれるサイトから行われていたと思います。バイアグラや育毛剤なども、ここから個人輸入できていたと思います。デパスとかもそうだったかも・・・

自分の時代に使われていたスマートドラッグを紹介します。

まずひとつ目は「アセチルコリン」です。

アセチルコリンは人の記憶や認知・学習機能を司る海馬の機能調節に関与しています。

そのため、アセチルコリンの分泌量の増減は、記憶や、認知学習機能の障害で起こるとされる、パーキンソン病やアルツハイマー病などに関わると考えられています。

後は「ピラセタム」、こちらは2019年あたりから輸入禁止されていますね。

  • 脳の代謝を改善し、神経細胞間のシグナル伝達を助けるとされる

  • 血流や酸素消費を改善することで、記憶力・学習能力・注意力などの認知機能を補助

こちらに関しては、あまり詳細はありません。基本的にこの2つをセットとして飲むのが流行っていました。

ピラセタムでコリンの吸収を良くして、コリン自体を外部摂取することで、効果を高めると言うことでしょうか。

自分は学生の頃から、睡眠導入薬や抗うつ薬などで記憶障害などがあったため、若干自分の知能にコンプレックスがありました。なので、スマートドラッグを使用することがありました。最近言われる脱法ドラッグのような快楽的なものではなく、あくまで真面目な学習のためのものとなります。

とはいえアンダーグラウンドな世界、快楽以外でのドラッグ使用もあるんですよね。。。


快楽目的といえば、金パブODなども流行っていた時期だと思います。飲み過ぎると、糖衣のせいでウンチが白くなる、なんて噂話もありました。

自分としては、マイスリーがうまく効いたとき、ふにゃふにゃして夢遊病みたいになるのが好きでした。ふわふわしながらご飯を食べるとすごく美味しい。


脱法ハーブについて、2010年代に流行っていましたが、あまり知りません。

ChatGPTに聞いたところ下記のようなものがあったようですね。

Jamaican Gold EXTREME、TRANCE420、ZOMBIE、SUPER SNAKE、ALADDIN

ちなみに他に知っているものとして、「RUSH」というものがあります。バイアグラの一種なんでしょうか、ゲイのドラッグとも知られ、筋弛緩薬の効果があったとも聞いたことがあります。


時が過ぎ、2017年ごろ、巷ではベイプが流行っていましたね、いわゆる電子タバコです。脱法ドラッグもこの頃には、脱法ハーブのようなお香?のようなものから、この電子タバコでの摂取が流行っていたように思えます。

当時はHHC(ヘキサヒドロカンナビノール)というものが流行っていました。

大麻が持つ、THCの中から幻覚成分を抽出して、安定性を持たせたものでしょうか。実際の葉っぱよりも効率的にキマると言われ、アンダーグラウンドの世界ではこちらが主流だったような気がします。しかし、これは指定薬物に認定されてから、10日で罰則化したため、捨てきれずに逮捕されたりする人が多かったそうです。自分が知っているのは、ここからTHC-Oという、新たな薬物が使用されるようになったところまでです。

指定薬物はいたちごっこで、禁止されたら、また新たな化合物が販売され、使用されることになります。しかし、時間の猶予のなさから、しっかりとした検証がされないまま流通されることになり、どんな副作用があるのかわからないままに使われてしまいます。

ちなみに、電子タバコ(ベイプ)のリキッド(液)としてこれらは基本的に流通されているのですが、ジョイント(手巻きタバコ)の場合もあります。

その場合はTHC-Oなどの化合物をモリンガ茶に塗布して使用する、みたいな話もインターネットのどこかで聞いたことがあります。


ちなみに自分は大麻解禁反対派です。せっかく厳しく規制され、秩序が伴っている日本において、新たに秩序を乱す、余計なルールは持ち込まなくても良いと思います。実際に大麻について、解禁を要求している殆どが、単なる好奇心からそれを試したいだけだと思います。

依存については、身体的依存、精神的依存があると思います。大麻について依存性はないと言われますが、心地の良い体験というのは精神的に依存性があり、結局のところ依存性があるのではないかと自分は思います。

そもそもな話、大麻が好きな人なら外国に行ってこっそり吸っているだろうし、そんなもんでいいと思います。大多数の一般的な市民が、ドラッグだなんて危ないものに親しく触れやすい環境なんて作る必要はないほうがいいです。


どうでもいいですが、ラクマの利用規約変更で知った情報もあります。

ブロッターアート(観賞用)という名目で、メルカリやラクマでLSDが流通していた、というお話があるようです。ブロッターシートとは、インクを染み込ませることができる、ただの紙のことなんですが、現在はこれの販売は禁止されていますね。


ドラッグの嫌なところは、化学物質ということです。自分が生み出したものではないんですよね。つまり、自分が制御できない範囲の異常が脳に、外部から強制的にそれが行われてしまうことです。幻覚作用のあるものは、特にそうで、自分の意思に反して行われる制御不能な体験、こんな酷いものはないと思います。楽しいと思ったときに、楽しいと感じる。悲しいと思ったときに、悲しいと感じる。これが人間だと思います。目を背けたくても、目を瞑っても、強制的に見せられる世界など、本当に良くないと思います。

なので、ODなども個人的には嫌ですね、ダメかどうかは個人の責任ですが。

あくまで専門家により管理されたうえでの薬の服用が好ましいと思われます。