しずかなインターネットの流行から私が感じたこと。

nerdyboy_cool
·

自分自身の経験から照らし合わせると、明確に「正しいこと・それなりに後で議論できること」以外発信しないようになっていることが流行りに影響しているかもしれないなと思う。私自身、普段は、SNSで「これが好き」「これしか勝たん」のような自分しかわからない、他人から批判を受けない投稿しかしていない。つまり、「藪蛇」な状況を極端に避けている。

無理やり自分自身の仕事(= Web サービス開発)に紐づけると、絶対的に自信があるコードと、言語化できないけど「感覚的にそうした方が良い気がする」コードへのコメントのコミット感がちょっと違う気がする。「俺はこう思う!どう思う!?議論しようぜ」みたいな時は、PR に積極的にコメントを残すけど、「なんかこれがいい、分かってくれるよね?」みたいなコードに対してはスルーしている気がする。(言語化・成長の絶好の機会を逃しているとも言えるが...)

ドキュメントを残すということにも、同じことを考えていて、「ドキュメントを残す」= 「正しくて、有益」ということを意識しすぎるあまり、本当は他の人にとって有益な情報を出し惜しみしている傾向がありそう。

Notion 文化が根付いている企業は、その辺うまくやっていて、「個人的なはまった環境構築手順」みたいな自分のハマりポイントが次に入るメンバーの役に立ってたりする。他のメンバーが有益だと思えば、「開発 Tips」みたいなまとめページを作ってくれるし、たとえ評判が悪くてもインデックスされずに埋もれるだけ。埋もれたとしても、特定のニッチなケースに対して、検索がヒットしてこれから困ってしまう誰かを救うケースもある。

ドキュメントツールを選ぶときに「インデックスされるべき情報」が正しく配置されないことを懸念されがちだけど、情報が溢れるようにアウトプットされ、その情報を求める人たちによって自動的にインデックスされる世界観の方が”無理のない”情報共有の理想かも?と思ってたりする。(ドキュメントは本来、自分の頭の中にある情報を外に出すことですよね?)

「書きかけでもいいからアウトプットしようぜ!」これが私の今年の目標。

注: Notion は人気の記事のように閲覧が多い記事のラベルが貼られるので、利用ユーザーにその負荷を与えないのがとても良い...。

@nerdyboy_cool
Rails を使ってエンジニアをしています。 趣味になりそうなことを見つけて、試してみるのが趣味です。 最近はベストヒットUSA のアーカイブを youtube でみるのが趣味です。