1/14、今年1本目の香水を迎えた。
R fragranceの「オパールシルク」。
半年以上前に試香しに行って忘れられなかった香り。
常設で手に取れるのは都内だと有楽町の阪急メンズ東京1箇所のみ。
最初は一期無常が気になって試香しに行ったものの(アパレルショップの一角に恐らくは委託のかたちで置いてあるにも関わらずスタッフさんがめちゃくちゃ丁寧で、全部の香りを嗅がせてくれ、ムエットもチャック付きの袋に入れて持たせてくれた感動たるや)、一番記憶に残ったのがこの「オパールシルク」だった。
これを嗅いだときにまず思ったのが「ふとした時に香ってほしい、持っていたら思わず手が伸びそうな香り」ということだったんだけども、それをスタッフさんに伝えたらまさにそうなんですよ、と(自前で持ってらっしゃる!)。
わたし自身、香水は洋服やアクセサリーと同じようにその日の気分や出かける場所によって変えたい人間だけど、なんというかこれは「側に置いておきたい、寄り添ってくれる香り」だと感じたのだ。
フランキンセンスが中心に据えられていて、サンダルウッドもそこそこしっかり。(ヨーグルトとマスカットはあんまりわからず…??)
どちらも元々好きな香りだけど、この取り合わせでいて所謂寺系に転ばないのがこの香水のすごいところだと思ったり。
わたしがこの香りからイメージするのは、白。
もちろんオパールシルクというネーミングから連想するところもあるけれども、白くて、やわくて、つやがあって、羽毛にも近いかもしれない。
和の色も洋の色もしていない、なんなら振袖を着ていてもドレスを着ていてもスウェットを着ていても使えると思う。(さすがに地雷系とかロリィタを着ているときだと違和感があるかもしれないけど)
結婚式出席する時とかめちゃくちゃ良いのでは??チャペルでも神社寺院でもまったく浮くことなく、フォーマルさを欠くこともなく使えそう。
もちろん男女も問わず。わたしはそういう香りが好きだ。
寝香水にもちょうどいい。マリリン・モンローは眠る時に纏うものを尋ねられた時に、シャネルの№5と答えたのは有名な話だけど、わたしにとってはこれがマリリンのそれに近しいものになるかもしれない。
これは文字通り肌に"乗せて纏う"香り。
あとこれはこぼれ話なんだけども、さあ会計をしようと包んで貰ってたらもしかして…と後ろから声をかけてくださったスタッフさんがいた。それが試香したときに神対応をしてくれたまさにその方で。
覚えててくださって、しかも話してるうちに思い出すとかじゃなく確信を持って話しかけてくれたのすごすぎんか!?笑
迎えに来るの遅くなってすみません〜、って言ったら、一年半越しにいらっしゃる方もいたとか。すごい。
とはいえ香水もコスメも定番品だからって後回しにしてると突然廃盤になったりするからな。推しは推せるうちに推せ。
◇
下記蛇足。マジで読まなくていいやつ。
いつも一緒にライブに行ってくれる身内S(コスメ&香水識者かつすぐイメコンの話するタイプのオタクなので理解が早くてたすかる)と、「ふじゎらもとぉさんからサンダルウッドの香りしたらめちゃくちゃ刺さらんか?」という話で盛り上がって以来、我々の中でふじゎらさん=サンダルウッドという謎の共通認識が生まれてるんだけど、この香水がマジで「正解」に近い。
「内なる静寂と、心を満たすやわらかな香り(公式商品ページより引用)」って、「それ」じゃん。
我々が彼らの音楽を受け取る時、ライブに行った時、感じるあの温かさとどこまでも満たされた気持ちになるあの感覚そのものじゃん…???
ちなみにこの話題が出たのは試香した後なので、ちゃんと(?)無の状態でこの香水と出会っていることは書き添えさせてほしい。
本当にマジで個人的な意見願望ごく限られた範囲でのミームなので何卒…ご容赦を…
今年のツアー中、この香水の出番めちゃくちゃ多いだろうなあ…
そういうわたしのツアー初日は今のところ3/20の広島です。待ち遠しいなあ〜〜〜!