数年振りに好きな美術館(https://www.museum.toyota.aichi.jp)へ。
気になっていたガブリエル・リコの世界観に冒頭から心臓をギュッと鷲掴みにされ、銭湯の電気風呂に入った時みたいにビリビリした。恋かもしれない。
展示されていた映像作品がどれも大作で、そのうちの一つの田村友一郎の「TiOS」という作品で展示されていた映像を観ている時に、自分自身がここ数年考え続けていることと、交差するような部分をいくつか感じた。私は、そのことを考え続けていると時々「自分は今、もしかすると、とても大きく間違った選択をした上でこの道のりを歩き続けてるのではないだろうか?」というような気持ちになる時がある。(※とても雑な比喩表現を用いて大まかに文章化してします)そういった、日常の中で突如として現れる、形のもたない恐怖心や疑惑みたいなものに対して、励ますでもなく、警告として脅かすわけでもなく、全て受容するわけでもないんだけども、なんだか奇妙な親近感を抱かせるような、不思議な存在感を感じてしまった。全部私の勝手な解釈で長々と書いたけど、要約すると、なんかすごく好き!ということです。
リウ・チュアンの映像作品も見応えがあって、よかった〜。家族で観たので全部(55分)は観れなかったけど、充分満足。コレクション展でエゴン・シーレの絵も観れてヤッピー✌️大好きな作家なのでうれしくて思わず「シーレやん!」「シーレおるやん!」って言っちゃった。呑み会で遭遇した知り合いにするような発言を名画にしてはいけません(反省)
好きな場所や行きたいと思う場所があるっていいな。2023年9月末にずっと行きたいと思っていたヴァンジ彫刻庭園美術館が閉園になったことを知り、それはもう大変なショックを受けた。自分の生活や、色々なタイミングとの兼ね合いもあるけど、すぐに行くことができなくても、そういうものの存在は自分にとって、とても大切なものの一つなんだなあ、と今日改めて思った。