湯につかりながら、何かをするのが好きだ。
例えば、歯磨き。朝、時間に追われつつ少し憂鬱な気分でおざなりに行うようなやり方でなく、ゆっくりゆっくり、丁寧に歯を磨く。サイアク垂らしても平気だし、お湯の浮力によって手の疲れが少ない。
例えば、読書。大層なハードカバーではなく、単行本がよい。できれば、譲り受けたものや古本屋で手に入れたものならなおよい。作者の方には申し訳ないが、高湿度な風呂場の、しかも(半分フロフタをしてあるとはいえ)浴槽で読むのだから、そこでの単行本一冊分の印税は許してほしい。指が湿っているで頁をめくりやすいし、やはり浮力で、本を支える手が疲れづらい。湿気で瞳も潤うのか、目も疲れにくい。
例えば、冷たいスポーツドリンクを飲む。
…と書いたところで、そろそろゆけにあがりそうなので、また後日。
2024/02/08 0:09