地獄の飲み会

ngyr23
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ただの愚痴。

部署の飲み会があった。飲み会は好きだけど部署の飲み会は好きじゃない。悪酔いする人が多く、驚くほどつまらないのだ。

最近断り続けていたが新入社員の歓迎会という名目なこともあり行ったものの、やっぱりみんな化物になってしまったし若い子がただただ可哀想で不快になった。

今回はそんな化物たちを紹介する。

①昔話おじさん。酔ったらおじさんたちは同じ昔話しかしない。それ何度聞いたかなって内容を初めて聞いたかのようにリアクションしなきゃいけない。昔話だから知らない人の名前も沢山出るし知らないってわかっててもずっと話してる。さらにテンプレの俺が若い頃は〜をずっと語られる。参考になるときが無いとは言わないが、それをこちらに求めるには当時と今ではあらゆる環境が変わりすぎていると思う。(もちろん今も昔も変わらず大事なこともあるのは分かってるよ)

②出世コンプ男。酔うと決まって女性の働き方について語り出す先輩がいる。「女は産休や育休で休職するのに復職してから急に管理職になる人もいる。それはどうなんだ」と。「その間俺たちはずっと働き続けているのに」と。意味がわからない。おそらく自分が10年以上働いているのに出世していないことが不満なのだと思う。まあ理由がどうであれ、それを女の私に言ってくるのはどうかと思う。男性の多い業界なので女性を積極的に管理職にするような動きは確かにあるものの、それでも任せられるような人にしか任せてないだろうし、自分が出世できないのとは関係なくないか?さらに女の私に「女でこの業界は大変だと思う。男も気を遣っている」と言ってくる。心配しているようで全くしていない。とりあえず人の上に立ちたいのだと思う。自分を大きく見せたがる先輩なので、「後輩が少しでも仕事が楽になるように俺が頑張らなきゃいけない。俺が後輩を守る」と酔って焦点の合ってない目で言われた。ちょっと面白かった。余談だが帰り道後輩数人と話していた時に、その先輩は『自分主催の飲み会には社内で評判の良い後輩を呼ばない』という器の小ささが発覚し、本当にカッコつかない人だな…と思った。

③アピールと愚痴がすごいお局。自分は頑張っているというアピールがすごい。最近の若い子が常識がないことにキレている。でもこの人が言いたいのはそこではなく、「そうした子達の面倒を見てあげている私頑張っているでしょ」ということをアピールしているのだ。普段から人から頼られるのが好きなので、会社の若い子の面倒を積極的に見ている。でもいざ頼るとキレる。本当に声がでかいので電話で若い子にキレてる声が会社でも響き渡り、おじさんたちが「怖い」といじるのだが、それが嬉しいらしく、「若い子のせいで私がまたキレキャラにされる〜!」と笑顔で言ってくる。キレキャラというか普通に短気なおばさんである。飲み会でもその話ばかりしてくる。本当に子供みたいな人だなと思う。同期の社員が使えないという愚痴を永遠としてくる。自分がさも優秀なような口調だがその自信がどこから来るのかわからない。おじさんのお世辞を真に受けすぎである。それにあなたが使えないと言っているその社員の方、私と仲良いの知ってるよね?といつも思っている。共感できない愚痴は不快なだけだ。

④説教おじさん。酔うと説教が始まる。反論は認めない。目がまじで座ってる。怖い。多分激昂したら手が出るタイプ。普段温厚なのに目つきが変わる。仕事の話しかしないので勘弁してほしい。もうわかった、わかったから…となる。②の出世コンプ男を永遠に説教している。あれだけ大口を叩いていた先輩が新入社員の前でおじさんに説教されて項垂れている光景があまりにも可哀想で、新入社員には「見ないであげて…」と伝えた。さらに③のお局とも相性が悪い。お局は自分本位な意見が多い上にその意見を曲げないから説教おじさんの地雷を踏みやすく、いつも喧嘩している。いい大人がやめてほしい。目の前で喧嘩している間、大体私は居酒屋のテレビを見ている。

若い子達で目配せしながらなんとか飲み会の解散へ持ち込み、日付が変わるくらいに終了。

帰り道後輩と共に新入社員に「いつもあんな感じだから気をつけてね」と伝えると色々と察した新入社員が苦笑していた。申し訳なかった。多分新入社員のグループラインとかで愚痴るんだろうな…。

なんだかどっと疲れてしまって、もう2度と部署の飲み会には行くものかと思った。

でも多分行かざるをえない状況があるのだと思うとまた嫌になった。

お酒、怖いな〜〜〜。

そういう自分も多分化物になっているのだと思うから、お酒はほどほどにします。