久しぶりに生理痛らしい生理痛。
腹が重く鈍く痛い、股関節きしむ感じ、ひたすら眠い。
私は全然軽いほうなんだけど、それでもなんでもないわけではない。痛みや気分の浮き沈み以外でも、服装(万が一横漏れなどしてしまっても染み出た血液が目立たなくて、汚れが簡単に落とせる色や素材の服か)とか、持ち物(その日の経血量に適した生理用品を外出時間に見合った数量持っているか)、生理用品を取り換えるタイミング(漏れてないか、ナプキンですら長時間になれば蒸れてかぶれるし、においも気になる、タンポン入れっぱなしだと黄色ブドウ球菌による毒素のショックで最悪死ぬ)などは月経期間中はみんな常に気にしているはずだ。
男性にもぜひ一度、血のしたたる牛肉スライスを陰部に張りつけたうえから通気の悪い紙オムツを当てて、1日過ごしてみてほしい。体温で1日温まった生肉、どんな感触でどんなにおいがするか想像してみてほしい。
生理用品が1日1個で足りますか?というのはそういう具体的な想像力だと思うんだけど。
NHK「虎に翼」で主人公の月経が重い描写があって、「朝ドラでとうとう生理の話をしてくれた!」と話題になってたけど、今までなかったんか!……確かにあんまり記憶にないわ。
可視化されてこなかったんですね、ほんとに。こんなにみんなにあることが。
女にしかないから。
低用量ピルとバイアグラの許認可までの期間の違い、選択的夫婦別姓と共同親権の法制化のスピード差。
男が必要とすることはすぐ決まる、今はまだ明治157年。