アナ雪2

nickel
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物理的に強くて、シルエットがシュッとしてて、クールな色味の服が似合うエルサのことがすぐ大好きになった。

でも1のアナ雪をちゃんと映画で観てから、レリゴーを日常のどこかで耳にするたび辛くなった。

自分を抑圧し親の死を悲しむ暇もないままに役目を全うしていたのに、生まれ持った性質ゆえに拒絶される。つらすぎる。なんだその人生。

ありのままでなんかじゃない。「私を返してくれ」くらいの叫びに聞こえた。晴れ晴れなんかしてない。だからLet it Goを歌う彼女の表情はどこか氷のように硬い。

それでもやっと解放されたのに、なんで最後に連れ戻すんだと思った。そっとしといてあげなよ。

エルサに幸せはないのか?

そんなこんなで迎えた2。

時の流れが薬になったのか1より表情が柔らかくなっていた。「もうこれでいい」と言ってるようだった。

それでもだんだんと「なぜ自分なのか」に惹かれ遠くに向かう彼女を見て、まだほんとうの安息は得られていないことを思い知らさせた。

その果てが、すべてのドレスと靴と髪飾りを捨て、馬車に乗るのではなく自ら馬を操る姿。Show Yourselfという歌。

Let it Goのただの「叫び」からほんとうの自分を探し、見つけ、全身でそれを受け入れるための儀式。

かくしてエルサは安息の地で人と離れて生きてくことを決めた。

手紙をやりとりする描写はあったものの、直接会うことは一生ないのではないか。人であることをおそらくやめたエルサは、人と同じ時間の刻み方をしてると思えない。

1で家族愛をあれだけ謳った作品にこの結末を用意するのすごいな…でも、こういう幸せのあり方を示したことに私は大変心動かされ、小さいお友達だらけの映画館でひとり号泣ししばらく立てなかった。

はい、ここまで2を見た直後の私です。

アナ雪3てなに!?なにやんの!?続きいらなくない!?彼女の平穏を守ってください

『トイ・ストーリー4』にはならないで お願いだから