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帰省する家人を東京駅まで送る。東京駅構内はものすごい人出だ。通路の奥の奥まで人々の顔や後頭部が蠢いている。二人で東京駅地下の黒塀横丁にある蕎麦屋で食事をとる。(今調べたらみや川という蕎麦屋だった)家人は長芋の冷やしそばを、私はとろろせいろを頼む。家人は2/5ほどそばを減らしたところで箸が止まる。満腹になったらしい。少し分けてもらう。キリリと冷えた蕎麦茶が美味い。改札外で帰省の土産を買い求めた後、新幹線の改札で家人を見送る。
家人を見送った後、八重洲から銀座まで歩く。快晴。暑い。東京駅東側にはクレーンがいくつか聳え、スクラップ&ビルドの様相。八重洲ブックセンターのビルも跡形なく綺麗になくなっていた。
銀座へ出向いた目的はiPhoneのバッテリー交換である。予約時間ぴったり14:30に着いたが、そこから更に15分ほど待たされる。なんだか病院の予約みたいだな。ジーニアスバーは大変混雑している。すべてのテーブルが埋まっていそうだった。スタッフの数も多く、このフロアだけで20人弱はいそうだ。
センター分けの黒髪眼鏡お兄さんがやっとやってきて、予約内容と現況を手短に尋ねられたあと「iPhoneを探す」を解除する。(iPhoneから無効化できずiCloudへwebからログイン・ログアウトし無効化した)
そこから更に10分弱ほど待たされ、今度は別の若いお兄さんがやってきて手続きの説明を受ける。この時点で15:00を既に回っていたが、作業完了が17:40と言われ、想定以上の待ち時間に驚きと落胆を隠せない。長くてもトータルで2時間かからず終わるだろうと思っていた。
ギンザシックスまで歩き、空いていた外のベンチで持参した遠藤周作の「沈黙」文庫本を読む。iPhoneの受け取りまでに読み終えるにはほど良い文量だったが、ものすごい重力(引力?)をもつ作品だった。
帰路、いまでやで日本酒を買い求める。銀座線に乗りこみ、酒の肴はどうしようか思案する。