悲しさ、つらさを無視できちゃうことの弊害

てんすい
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最近かなりの頻度で祖母に会いに行っているけど、会う度に働け、という旨のことを言われる。冗談というか、鼓舞するというか、突き放すことで雑に背中を押すようなニュアンスだから笑って流すけど、結構ちゃんと傷つく。

ちょっとでも落ち込んだらまた転げ落ちて数ヶ月前みたいになって、今みたいに立っていられなくなると思ったから、絶対にごめんとは思わないようにしてるけど、これはどうしたもんかなぁ。

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仕事を休んでいるから、元気になってきたから、外出ができるようになったから、ジムに通えるようになったから、だから元気でいなきゃと思っていたし、それができてしまってたけど、普通に嫌だなと思うこととか気を使うことはあって、ストレスは溜まる。元気になってきたからいいだろうとばかりに刺激するようなことを言う人はいるし、私も受け流せないといけないと思ってた。言われて当然だと。むしろそれが側から見ても元気に見える証拠だなと思っていた節があって、きっと喜ばしいことだからやめてと言ってはいけないと思ってた。

前々回の産業医面接で生活リズムと読書の目標を立てて、やるぞとは思うものの、できないときは毎日自分を責めてしまう。寝るときと起きるときとで2回。加えて読書に関しては、思いついたときに「ああ読めば良かった」と。責めない方が良いとは分かっていても、できなかった回数が多くなってきたからどうしても無視できない。

自分から突発的に人に会いに行くことも多くなって、そこで「その日はたまたま休みだった」などと多少の嘘を交ぜながら元気に話した。それを、(回数的に)やり過ぎてしまったんだと思う。

そういう疲れを、休んでるからって見ないようにしていた気がする。考えないようにしていたというか。休んでるんだから疲れない、みたいに思って。

考えないことで避けられた落ち込みももちろんある。だから考え込むより考えない方がずっと良いんだけど、無視することで自分が「嫌だったな」と思った気持ちをそのままにしてしまって、心にずっとうっすら何かが溜まってる感じがする。少しだけ心が重い。

考えないようにしてもそうはできなかった前とは違うから、今のこれは薬の作用なのかもしれない。変わった自分との上手い付き合い方、距離感を探っていかなきゃいけないのかぁ。まだやることがあるのか。あーあ。

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私は泣いた日はここに泣いたって書くんだけど、最近書いてない。悲しい気持ちを気持ちを無視してるから泣かないんだろうな。全然つらい。つらいとも、思ってなかったかもしれない。元気だよ〜!みたいに振る舞って泣かなくなったけど、たまに向き合って、泣くのも必要なのかもしれない。泣きたくないかもだけど、私の整備項目に『泣く』が入ってる、って感じで。

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なんかちょっと、疲れちゃったな。

楽しいことややりたいことだけじゃなく、やらなきゃいけないこととかやっといた方が良いこともやってるからかな。自分の嫌だった気持ちを無視しながら。

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皆は今の私をどう思っているんだろう、と考えないわけではない。そういう『真実は分からないけど自分の想像で押し潰される系』のことを考えたとき、“想像”の部分は「嫌な風には考えないでくれてるだろう」とだけ思って、なるべくそれ以上は考えないようにしてる。

一瞬、「そうじゃなかったら、」と、グッと心が押し潰される気持ちにはなるけど、それは怖いな、嫌だな、って気持ちの現れだから仕方ない。

これを考えてる時点で、私は落ち込んでるんだよ。きっと。

私はこうやって、事あるごとに自分を肯定して、それで良い、と思う作業が必要なんだと思う。自分は間違っていないと、こまめに言い聞かせる必要がある。自分のために。

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常に、内省と鼓舞って感じ。

元気でいることと、落ち込まないことは別な気がしてきた。


今日は診察だったので、先生に

  • 産業医面接で休職期間が伸びたこと

  • 夜寝つきが悪いこと

  • 周りが「今までは遠慮していたけど、元気そうだからもう言ってもいいだろう」とばかりに何かを言ってくることが増えて、つらいなと思う。薬のおかげか考えないでいられるけど、その分溜まっていってる気がすること

  • 産業医面接でやるべきことが明確になったため、できないときに自分を責めてしまうこと

そして、なんか疲れちゃいました、と伝えた。薬を変えたり増やしたりしてもらった。寝付けないのでそれに対応する薬を出してもらった。眠りすぎる場合は私の判断で割って飲んでも良いらしい。こういう話をしたら、前みたいに病院がセーフゾーンに思えた。

薬剤師さんには、「少ない量から始めてますし、ゆっくりやっていくことが大切ですからね」と言われた。


診察の内容を母に伝える時が一番つらい。元気になってきたよ、以外のことを伝えたくない。だけど母は前に、「何かあったときに隠される方がつらいし悲しい」と言っていたから、きちんと伝えた。「最近何か言われること何回かあったじゃん。つらいけど、薬のおかげもあって考えないでいられて、それで最近頑張っちゃってたから」と。母は「そっか、」と言って聞いていたから、言うなら今か、と思って「薬を変えたり増やしたりしてもらった」と言うと、母の表情が曇ったような気がした。何を考えてその表情になったのかは怖くて聞けなかった。心配したからだといいなと思った。増えたのは睡眠薬だよとは言えなかった。

本当はこんな顔をさせたくなかった。

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そのあと一緒に餃子を作った。

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あーめっちゃしんどい!このくだりを書くのが一番しんどかった。

心配かけたくないんだよ。元気でニコニコしててほしいんだよ。私が理由でそうはいかないから、だからつらくてしんどいんだよ。


元気の定義も分からなくなったし、落ち込まないことは私にとって良いことじゃなかった。『復帰の目安は自信がついたら』ってのは言い得て妙だと思う。元気になったら、じゃないんだね。元気だけど、なんかダメだもんな。


新しい薬、効く!効いてる!ぐわーっと眠くなってきた!

@nimius
「かく在るべし」に押されて「こう在るのがいいんだろうな」と在ろうとするのではなく、「わたし」で在るための訓練をする場所にします。恥ずかしくても、間違ってても、私の「本当」をここに残します。 Xアカウント:@krgm_krgm