紙に書かれたものを別の紙に書き写す作業中、抜け漏れがないようにダブルチェックならぬトリプルチェックをしながら『こんな感じじゃやっぱ前の仕事向いてなかったよ』と思ってしまった。
過剰なチェックは作業の効率を落とす。チェックに時間をとられるようでは本末転倒だと思う。だけど私は譲れなかったし、今も同じことをやってるってことは、もう、性分なんだろうなぁ。
これをどうしたら良かったのかは未だに分からない。向いてなかったと思いたくない。どうしてか過剰になってしまったチェックをどうしたらいいのか分からなかった。それをすることで守られる矜持みたいな何かが私の中に確かにあって、自分を肯定できるものといえばもうそれくらいしかなかった。
母に話して、それが正解だったんだろうと言ってもらった。私もそう思う。これを活かせなかった環境が悪かった。
だけど『過剰だったことは事実で、そうしたのは私』という考えがどうしても拭えない。
行き着く先は心が壊れることだから、必要以上に考えたり思い出したり、自分を責めるのはやめようと決めたのに。
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これが理由か分からないけど苦しい。久しぶりに。
花壇の菖蒲が咲いた。
巣立った燕とはおそらく別の燕が、巣に入って卵を温めてる。
明日は早いので、眠るための薬を割って半分にして飲む。寝過ぎちゃうと思ったら割って飲んで良いからね、と言われてる。明日ちゃんと起きられますように。