他の人がここで書く日記が今日の私を肯定する

てんすい
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■今日は祖母と母と河津桜を見に行ってきた。写真の整理をしようと思ったんだけど寝ちゃったから明日やる。ちょうど見頃で、すごくきれいだった。見に行けてよかった。

■しずかなインターネットで他の人達の日記や記事を読むとその人だけの人生が書いてあって、本来人生はこういうものなんだよなと思う。上手く説明できないけど、『その日には、私と同じじゃないその人だけの予定』がある。その人が生きたという、地に足のついた生活。何を考えたとか何に気づいたとか何を食べたとか。書いてあることは人によって違っていて、その違いが私の今日を肯定する。

さっきまでインスタを眺めていたけど、体に悪いなと思った。

「時間は戻らないから今しかできることを全力でやる!」と言って移住したとか、「100日後に素敵な部屋に住むアラサー男性」がLOWYAでおしゃれなベッドを買ったとか、2004年に産まれた人が音楽に合わせてお腹のエコー写真持って笑ってるとか。それぞれが同じテンプレートや同じ曲、似たような動画の構成で作られているから統一感がある。

こういう投稿はなぜか私に刺さる。本来みんな別々の人生を生きているはずなのに、動画の妙な統一感のせいでみんなの人生が見えない線の向こう側にあるように見える。そちらにいけないと疎外感を覚える。ただそういう見せ方をしているだけなのに。

見ていて居心地が悪いし、変に気持ちだけ焦るから、インスタは私の住処じゃないんだと思う。

■最近100日後に何かを成し遂げようとする人が多い。100ワニだけで充分だったのにな…。

■ここ数日、眠りにつくのが楽になった。最近飲み始めた薬のおかげかもしれない。

@nimius
「かく在るべし」に押されて「こう在るのがいいんだろうな」と在ろうとするのではなく、「わたし」で在るための訓練をする場所にします。恥ずかしくても、間違ってても、私の「本当」をここに残します。 Xアカウント:@krgm_krgm